返信日:2019/11/04
高い身体能力を駆使したドリブルやキープ力、ゴールへ向かうパワフルな突破力が武器であり、あらゆる形からシュートを狙える万能型のストライカーであり、パスの精度も高い。
ベルフォディルは2018年の夏にベルギーのスタンダール・リエージュから移籍(移籍金は550万€で4年契約)してきました(^^♪
少年時代には母国からフランスへ移住して、フランスでパリ・サンジェルマンをはじめとするいろんなクラブのユースを経て最終的にリヨンでプロ入りを果たしました。
ベルフォディルのフランス時代は知らなくて、知ったのはイタリアに渡ってパルマで活躍し始めてからでした。
もともとセリエAにはそれほど詳しくなくて、正直に言うとドイツにやってくるまでベルフォディルのことを純粋なイタリア人だと勘違いしていました(^^;)
一度はあのインテルにさえ引き抜かれたベルフォディルですが、決して順風満帆じゃなかったキャリアの中でパルマでの活躍がそのあとのベルギーやドイツでの活躍のきっかけになったんじゃないかなと思っています♪
あと元日本代表監督でロシアW杯前に電撃解任されたハリルホジッチ監督がその前に歴任したアルジェリア代表でも、ベルフォディルがハリルホジッチ監督の下でプレーしていましたが、残念ながらブラジルW杯ではベルフォディルはメンバー入りできませんでした。
ベルフォディルは今季でホッフェンハイムでの2シーズン目を迎えています。
ホッフェンハイムに来る前にレンタルで所属したブレーメンでもチーム状況を考えればじゅうぶんな活躍ができていましたが、個人的にはチーム側の起用法にも問題があったと考えているので、ベルフォディルが不満だったのもわかる気がします(^^;)
当時のブレーメンは中盤のデラネイ(現ドルトムント)とカインツ(現ケルン)の頑張りもあったし、エースのクルーゼ(現フェネルバフチェ)とベルフォディルがいなかったらそれだけで降格もあり得ましたからね…。
一方でベルフォディルが加入した時のホッフェンハイムは前のシーズンに2桁得点のウート(現シャルケ)やバイエルンからレンタルしていたニャブリという強烈なアタッカーがチームを去ったため、ベルフォディルをはじめジョエリントン(現ニューカッスル)やグリフォ(現フライブルク)やビッテンコート(現ブレーメン)やネルソン(現アーセナル)といった独創的なアタッカーを補強して非常にパワフルな攻撃陣をそろえたシーズンになりました(^^♪
ベルフォディルは移籍初年度でクラマリッチに次ぐチーム2番目のゴール数(16得点)を記録して、そのほかのFW陣の活躍もあってホッフェンハイムはヨーロッパ大会の出場権は逃したものの、ブンデスリーガではバイエルンとドルトムントに次ぐ3位の総得点数で終えて破壊力だけは抜群のチームでした(^^;)
ベルフォディル以外ではジョエリントンの突破力が印象的で、たった1年でプレミアリーグに引き抜かれたのは納得でした。
これも余談ですが、現在シャルケでプレーしているベルギー代表のラマンはベルフォディルとスタンダール・リエージュで共に戦った仲間です♪
今季のベルフォディルのポジション争いについて
ホッフェンハイムは1トップ、2トップ、3トップどれでも採用していて、ベルフォディルはそのすべてでプレーが可能です。
なのでポジションを争うライバルはシンプルにFW全員ということになりますね。
負傷離脱:2019/07/18~2019/10/09(膝関節損傷)
2019/11/07~2019/11/21
28歳 ツバー(スイス代表)
負傷離脱:2019/08/21~
27歳 ベルフォディル(アルジェリア代表)
負傷離脱:2019/09/28~
26歳 ロカディア(オランダ代表)
26歳 アダムヤン(アルメニア代表)
負傷離脱:2019/11/09~2019/11/25(大腿部筋損傷)
25歳 ベブ(ギニア代表)
23歳 スコフ(デンマーク代表)
22歳 オクス
合計 8名
最年少のオクスを除く全員が代表クラスの豪華な顔ぶれです(^^♪
夏に多くのFWが流出したために、クラマリッチとベルフォディルとオクス以外が今季からの新戦力となります。
ルップのときにも書いたようにツバーが復帰時期が全くの未定のためここでもポジション争いから脱落させます。
オクスも圧倒的にライバルたちとの差がありすぎてとてもトップチームで起用の見込みがないため脱落と言ってもいいですね。
さらに言うと、スコフは本来ウインガーとしてゴールに向かう得点力も持っている選手ですが、持ち前の運動量とクロスの質が良いので、右サイドのカデジャーベクと対になる形で中盤の左サイドを任されていて、戦略的な采配以外でFWとして先発することはあまりないのでは?ということであえて外したいと思います(^^;)
ツバー、オクス、スコフを除いた5人でFWのポジション争いが繰り広げられるのではないでしょうか。
一番多いパターンで1トップの場合、後ろにはトップ下(あるいは2シャドー)で常に2人が並ぶことが多く、そこにクラマリッチが間違いなく入ります。
アダムヤンもセンターフォワードのタイプとは少し違う気がするので1トップではまず使われません。
ホッフェンハイムは中盤の選手が厚みのある連携で相手DFに圧力をかけることで多方からのチャンスを作るのが魅力のチームでもあり、1トップにはいわゆる『ボックスストライカー』としてポストプレーができたり、ルーズボールへの反応が速かったりと対人での強さが求められると思います。
1トップで選ばれるならベルフォディル、ベブ、ロカディアの中からチョイスされるでしょう。
3人ともフィジカルは高いほうですが、本質的にはドリブラーなので100%適任とは言い難いです(^^;)
優先順位をつけるならロカディア>ベルフォディル>ベブといった具合でしょうか。
ベブは開幕後から比較的1トップで使われているけれど、スペースを好んで突破する力に長けた選手なため、カウンターサッカーならハマる選手ですがあまり1トップ向きではないと個人的には考えています。
負傷離脱中のベルフォディルが後れを取っている今はロカディアがいちばんしっくりくると思いますね。
2トップならクラマリッチとアダムヤンも選択肢に加わり、エースのクラマリッチは固定したいところです。
クラマリッチがある程度自由に動ける必要があり、1トップのときほどじゃなくても相手をひきつける動きやボールをキープできる選手がベストなのでそれならベブかベルフォディルが理想的です。
ベルフォディル不在中はロカディアとベブの2トップでトップ下にクラマリッチというのもアリだと思います。
3トップだと快速ドリブラーのベブとベルフォディルはまずウイングに入ります。
たとえウイングでもクラマリッチは問題なくプレーできるし、シュート意識が高いクラマリッチは右足で狙う傾向が強いので左ウイングをやることが多いです。
すると右には必然的にベブが選ばれると思うので、3トップの真ん中をやっぱりベルフォディルとロカディアが争うことになります。
クラマリッチを絶対的と考えないのならスコフだって左ウイングをやれるし、3トップはいろんな組み合わせができるので今のFWの顔ぶれだといちばんおもしろい気がしますね(^^♪
次節のホッフェンハイムはナーゲルスマン前監督が率いるライプツィヒとアウェイで対戦します。
互いをよく知る指揮官同士の対決になりますが、ライプツィヒは堅実でありながバイエルンをも超えるリーグトップの攻撃力を誇っています。
ホッフェンハイムはキャプテンのフォクトの足の状態がいまいち良くないことや、ヒュブナーが風邪で欠場する見込みであること、ルディが出場停止で欠場することなどから、このライプツィヒ戦は特に守備陣の采配が注目されるところです。
ホッフェンハイムが年内を上位で折り返すためにはここで勝ち点3が必要になるの勝って弾みをつけたい試合です。