返信日:2019/09/12
ドルトムントの下部組織出身でリオ五輪世代のデンマーク代表ウインガー
確かなボールコントロールとテクニックを持っていて、キープ力も高くポジショニングも良い。視野も広くて周囲との連携がとりやすく器用な立ち回りができる。
ラーセンは2018年冬にシュツットガルトへ半年間だけレンタルされて以降はずっとドルトムントのトップチームにいます(^^♪
今のドルトムントの主力で攻撃的な選手では、ユース上がりというとサンチョぐらいで貴重な存在です。
サンチョみたいに怪物的な要素やゴールに対する貪欲さで見劣りするかもしれないけど、デンマーク代表としてもこれから活躍するであろう期待の選手です。
シュツットガルトへのレンタルから復帰した昨季から本格的にドルトムントのトップチームで頭角を現したラーセン(^^♪
シーズン前半戦は出場機会も多くてゴールも奪い、ラーセンが出場した前半戦の試合はたった1敗でドルトムントの前半戦の好調にも貢献していました。
後半戦はドルトムントが足踏みしたのと同時にラーセンも活躍できる雰囲気じゃなかったけれど…(^^;)
でもまぁ開幕直後にいきなり出番もらって、ロイスやプリシッチらと息の合ったコンビプレーで輝いていた当初のラーセンはとても初々しくて印象に残りました。
今季は強烈なライバルがひしめくポジション争いになるけど、昨季よりワンランク上の活躍ができたらいいなと思いますね。
今季のラーセンのポジション争いについて
ドルトムントの基本システムは4-2-3-1ですが、試合展開によって両サイドが高い位置をとっているので4-3-3に見えることがあります。
どちらにしてもサイドハーフとウインガーの役割自体が大きく変わるチームではないのでサイドアタッカーで一括りにしていいと思っています。
30歳 ロイス(ドイツ代表)
27歳 マリオ・ゲッツェ(ドイツ代表)
26歳 アルカセル(スペイン代表)
26歳 トルガン・アザール(ベルギー代表)
26歳 ニコ・シュルツ(ドイツ代表)
25歳 ラファエル・ゲレイロ(ポルトガル代表)
23歳 ブラント(ドイツ代表)
21歳 ラーセン(デンマーク代表)
19歳 サンチョ(イングランド代表)
合計9名
代表クラスの選手しかいないし、サイドに適性のある選手は今のドルトムントの攻撃的な選手全員です(^^;)
まずシュルツについては明らかに左サイドバック要員として補強されている事実があるのでアタッカーとしてこのチームで前のポジションに出てくることはないでしょう。
似たような理由でゲレイロに関しても、アザールやブラントを補強したことで攻撃的な起用が激減することが予想されます。
アルカセルはストライカーとしての嗅覚や得点感覚を活かしたプレーが得意なのでウインガーではなく、ドルトムントではセンターフォワードで定着しています。
実質的なポジション争いはこの3人を除いた残り6人で争われていると言えると思っています。
いや…もっと絞り込むことが可能ですね(^^;)
このチームのシステムが4-3-2-1ということは、つまり「アルカセルの後ろでトップ下またはセカンドトップを担うのは誰か」ということです。
もちろんここには周囲との連携が円滑で優れたテクニシャンであり、攻撃を引っ張って時には頼りがいのある得点力を発揮できる選手…ということになるんですが、結論から言うとこのチームの場合はロイスになるわけです。
得点力で大きな差があるのでゲッツェがトップ下の2番手となりますが、ロイスもゲッツェもいざとなればアルカセルの代わりにワントップや、アルカセルと並んで2トップでもできるのでサイドプレイヤーとしての出番は戦略的な場面以外はあまり見られません。
ちなみにロイスはプロになったばかりのメンヘングラートバッハ時代はバリバリのウインガーでしたが、ドルトムントでは完全にそのイメージが変わっています(^^;)
というわけで、ロイスとゲッツェも除くとするなら、サイドアタッカーの争いはアザール、ブラント、ラーセン、サンチョの4人に絞られました。
この4人はどちらかのサイドということはなく、両サイドでプレーすることができます。
もともと左サイドでデビューしてきたサンチョですが、右サイドで大きな脅威になることで昨季の大半を右サイドでプレーしてきて、今季ここまでの傾向を見てもサンチョは右サイドでほぼ固定なんじゃないかと思われます。
サイドバックとの関係性もあると思いますが、ということは残る左サイドをアザールとブラントとラーセンで争っている形になります。
ラーセンには厳しいですが、アザールもブラントもすでにブンデスリーガの元所属クラブでチームの主軸として欠かせない選手だったわけで、今夏に大きな移籍金を投じて獲得した即戦力の選手たちなので序列は目に見えています(>_<)
監督はアザールもブラントも本当なら同時に起用したいはずなんですが、それを実現するためにはボランチのデラネイを外して4-1-4-1にするしかなくて、どちらを左サイドに据えるかははっきりとしていません。
対戦相手や試合の局面によってアザールとブラントの活きるところが違ってくるから、その采配がうまくいくかは監督次第です。
ただ、ラーセンには若くても一つだけアザールやブラントにアドバンテージをとれるものがあります♪
それが『ドルトムントというチームでの経験値』
ラーセンがアザールとブラントより長くこのチームでアタッカーとしてプレーし、チームコンセプトやチームメイトの特性を理解していることで、経験的にチームプレーに順応しやすい…というアドバンテージがあります(^^♪
監督がまだ少しでも起用してくれる間にラーセンが少ないチャンスで存在感を発揮できれば、もしかしたら左サイドだけでなく攻撃陣全体に幅広い選択肢が生まれるかもしれません。
たしかに性能としてはラーセンは少し見劣りするけれど、この課題と可能性を突破できれば大きな飛躍につながっていくのではないかと思っています。
ラーセンにとって大きなターニングポイントとなる今季に注目したいと思います(^^♪
CLも始まってこれからハードなスケジュールになっていくドルトムントですが、メンバーをどうやりくりしていくのかも楽しみです♪
CL初戦はホームゲームで相手がバルセロナだったからベストメンバーで戦ったけど、これからずっと主力だけでやっていくのはさすがに過酷すぎる…。
ラーセンやサンチョのようにまた新たな若手の台頭がいきなりやってくるのがドルトムントなのでそれも含めて目が離せなくなります(^^♪