返信日:2019/10/04
元サッカー選手のカール・エッゲシュタインの息子でブレーメンの下部組織出身のドイツ人ウインガー
高い得点力とゴールに向かう貪欲な姿勢が武器であり、スピードを活かした細かなドリブルを得意としていて豊富なシュートのバリエーションを持つ。
ヨハネス・エッゲシュタインは2016年の夏にブレーメンとプロ契約を交わしました(^^♪
1歳上の兄であるマキシミリアン・エッゲシュタインは2年早くトップチームに昇格していて、2016年からようやく兄弟そろってブレーメンのトップチームに登録されました。
兄のマキシミリアンは細くて身軽そうな選手でどちらかというとチャンスを演出するタイプと認識していたので、弟のヨハネスがFWと聞いても最初はピンとこなかったです(^^;)
最近じゃブレーメンのユース出身でトップチームに定着してる選手は見かけないので、このエッゲシュタイン兄弟に対するチームの期待はかなり大きいのではないかと思います。
ヨハネス・エッゲシュタインのトップチームでの初年度は決していいものではありませんでした。
のちに数年間でチームのトップスコアラーとなるドイツ代表のクルーゼ(現フェネルバフチェ)と、のちに大きな飛躍を遂げて一気にキャリアアップすることになるニャブリ(現バイエルン)の移籍加入により、強力なライバルの登場でヨハネス・エッゲシュタインはトップチームでの出場機会をまったくもらえず、最初のシーズンはセカンドチームでのプレーとトレーニングの日々でした。
特にニャブリの活躍はおそらくクラブのとっても予想を超えていたもので、ヨハネス・エッゲシュタインに出番がないのは仕方がない勢いでした(^^;)
その翌シーズンにはベルフォディル、そのまた次のシーズンにはハルニクや大迫と毎回のように経験のあるストライカーがチームに入ってきましたが、大迫らが入ってきた昨シーズンがようやくヨハネス・エッゲシュタインがチームでFWとして対等な位置についたシーズンだったと思っています。
実際にヨハネス・エッゲシュタインも今後の自分の立場を心配して移籍も考えたこともあるらしく、今年の春の契約延長までに少しだけ時間を要したというニュースを見ました。
ようやくこれからが勝負どころというヨハネス・エッゲシュタインなんですが、これでもまだ21歳ということを思えば決してスロースタートではないと思います♪
今季のヨハネス・エッゲシュタインのポジション争いについて
ブレーメンは中盤に3人を配置する4-3-3を基本としているように見えます。
ヨハネス・エッゲシュタインのメインポジションは右ウイングですが、時にはセンターフォワードやトップ下として、戦略的な理由で一列下がってサイドハーフの時もあります。
ヨハネス・エッゲシュタインの特性からサイドプレイヤーの色が濃いと思っているので、今回は右ウイングに適性のある選手だけをリストアップしてみます。
29歳 大迫 勇也(日本代表)
26歳 フュルクルク
25歳 ビッテンコート
23歳 ラシツァ(コソボ代表)
21歳 ヨハネス・エッゲシュタイン
20歳 ゴラー
19歳 サージェント(アメリカ代表)
合計 7名
この中で右ウイングが本職なのはヨハネス・エッゲシュタインとゴラーで、ビッテンコートだけがどちらかというと中盤の選手であとはセンターフォワードか両ウイングの選手たちです。
まず右ウイングにポイントを絞るために候補から外すとするならラシツァと大迫になると考えます。
大迫は日本のファンが知る通り代表の頼れるセンターフォワードのイメージですが、ブレーメンではウイングやらトップ下やらいろいろやっていて、最近では「大迫はサイドプレイヤーではない」とようやく認識され始めてきて、センターフォワードやシャドーのポジションにつくことが増えてきました。
ラシツァはもともと右ウイングの選手でしたが、今のチームに左ウイングができる選手が少なくて、できるとしたらビッテンコートかフュルクルクなんですが、ラシツァの圧倒的な得点力は欠かせないためどうしても左ウイングで固定されるのではないか…という見方です。
そしてこれだけウイングの選手が揃っていればサイドハーフのビッテンコートにはそうそう出番がまわってこないと思うのでビッテンコートもあえて外します。
この中で最も長身(189㎝)でエネルギッシュで対人に強く、ゴール前で強さを発揮できるいわゆる「ボックスストライカー」タイプのフュルクルクも1トップや2トップで常に最前線にいるべき選手だと思うのでウイングはあまりやらないでしょう。
というわけで、なんだかんだ言って半分に絞られましたが右ウイングはヨハネス・エッゲシュタイン、ゴラー、サージェントの3人で基本的に争われるのではと思っています(^^♪
ゴラーはまだブンデスリーガのレベルではっきりとした強みを示せていないので、出場機会は与えられてるもののレギュラーには程遠いと見込んでいます。
サージェントが以前はスーパーサブとして途中出場で結果を出すイメージだったのが、試合経験を重ねて少しずつチームに溶け込むようになりトリッキーなプレーも見せることがありますが、まだ体力的な部分やフィジカルに弱点を感じることは否定できません。
やっぱりドリブラーでありシュートに脅威があるヨハネス・エッゲシュタインが安定して右ウイングをやれると思うし、クオリティではゴラーとサージェントを数段はリードしていると思います。
例えばシステムが3トップでなくなるとこれがまったく違う序列になってくると思いますが、リスト全体を見てもラシツァを除けばヨハネス・エッゲシュタインが今のところ最適な右ウイングと言って間違いないです(^^♪
また、現時点(8節終了時点)ではブレーメンは複数の負傷者が報告されていて、FWでは大迫とフュルクルクという2人のセンターフォワードがしばらく離脱することになっています(>_<)
それによってセンターフォワード不足になるため、直近の試合ではビッテンコートをトップに置く珍采配が見られましたが、これは機能していたとは言えなかったので次からはサージェントかヨハネス・エッゲシュタインが1トップになるかもしれません。
本当はもっと1トップで使いたいクラウディオ・ピサーロはもはや日本でいう三浦知良のような立ち位置で、実力は折り紙付きでも彼をスタメンフル出場させるような酷なことはできません(^^;)
個人的にはサージェントをトップにしてラシツァとヨハネス・エッゲシュタインを2シャドーにするといった思い切った戦略でも面白いしやれそうな気がしてるのでコーフェルト監督の采配に期待しています♪
ラシツァとヨハネス・エッゲシュタインのゴールへ向かう力とシュートレンジの広さはもっとセントラルなポジショニングのほうが脅威になる気がしました。
前節のヘルタ戦はサッカーあるあるではあるけれど、客観的に見てブレーメンが「勝てた試合」でした(>_<)
意外にも思われるかもしれないけど、ブレーメンはヘルタに対してこれで2006年から続くホームでの無敗記録を12試合としました。
中盤のクオリティは良かったと思ってるので、課題の最終ラインと前線の修正をしていければいいですね。