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安定したテクニックと運動量や機動力に優れていて、攻撃ではドリブルやミドルシュート、守備では食らいつくようなプレッシャーやボール奪取と攻守に積極的な姿勢を見せる。
ウィリアムは2017年の夏にブラジルのインテルナシオナウから加入(移籍金は500万€で5年契約)しました(^^♪
2015年からインテルナシオナウでレギュラーとして試合に出場して、2016年にはリオ五輪にU23ブラジル代表としても試合に出場して自国開催での優勝を成し遂げたメンバーの一員になりました。
しかし、リオ五輪で世界の舞台に立ったことと、その年のブラジル選手権でインテルナシオナウが降格したことがきっかけで、ウィリアムは自身のステップアップを望んでヴォルフスブルクへの移籍を選びました。
年代別代表でもほとんど呼ばれてこなかったウィリアムがリオ五輪に出場したことで大きく将来が変わったと言えるし、特に南米の選手たちは何がきっかけでヨーロッパへの扉が開くのかわからないから面白いなぁと感じますね♪
ウィリアムは今もチームメイトとしてプレーする何人かの選手と同期の加入でした。
ただこの時期にはむしろクラブにとってのキーマンの放出が顕著で、頼れる元スイス代表GKのベナーリオ(現モナコ)、スイス代表サイドバックのリカルド・ロドリゲス(現ミラン)、ポルトガル代表サイドアタッカーのヴィエイリーニャ(現PAOK)、ドイツ屈指の点取り屋の一人である元ドイツ代表のマリオ・ゴメス(現シュツットガルト)といった選手たちがウィリアムと入れ替わる形で出ていきました。
ウィリアムが来る前のシーズンは右サイドバックのユングが怪我でシーズンの大半を欠場したため、サイドアタッカーのブワシュチコフスキやセントラルプレイヤーのルイス・グスタヴォをサイドにコンバートするぐらい右サイドバックの層が薄かったんです(^^;)
なのでヴォルフスブルクの2017年の夏はリカルド・ロドリゲスやヴィエイリーニャが抜けた穴を埋めるべく、ウィリアムやフェルハーフ、ブレカロやシュテフェンといった攻守に即戦力のサイドプレイヤーを強化していました(^^♪
ウィリアムは予想以上にサイドバックとして早くチームに定着していったし、この夏の補強はなかなか良かったなと思います。
今季のウィリアムのポジション争いについて
今季から就任したグラスナー監督は3-4-3を採用しているため、なんとサイドバックがありません(^^;)
なのでウィリアムのようなサイドバックは中盤でサイドハーフとして役割を果たすことになりますが、決して攻撃的であれというわけではありません。
ウィリアムは基本が右サイドが主戦場なので右サイドができる選手をリストアップします。
27歳 クラウス
27歳 シュテフェン(スイス代表)
24歳 ウィリアム
24歳 ムバブ(スイス代表)
合計 4名
最初に言ってしまうと、まず中盤のサイドが本職の選手がひとりもいません(^^;)
ウィリアムとムバブが4バックでのサイドバック、シュテフェンとクラウスが3トップでのウイングだからです。
3トップを採用しているヴォルフスブルクでは、必然的にシュテフェンとクラウスがウインガーとして起用されるため、サイドハーフからはほぼほぼ外れます。
クラウスは持ち味のスピードで相手をかき回すタイプのウインガーであまり得点力が高くありません。
それに対してシュテフェンはスピードに加えて当たり負けしない強さも持っていて、ウインガーでありながらゴール前でのプレーも苦手としないしリストの中では最も得点力が高い選手なため、特に前のポジションで使いたい選手と言えます。
なので、今のシステムに変更がなければサイドハーフはウィリアムorムバブの2択になります♪
ウィリアムとムバブを比較して、例えば攻撃と守備の比率を攻撃:守備で表すとするなら、ウィリアムが4:6、ムバブが7:3ぐらいだと考えています。
ウィリアムは基本的に足元の技術があって攻守に安定した力を発揮するのに対して、ムバブは並外れたスピードとドリブル突破やクロスを武器にしているため、2人はまったく異なるサイドプレイヤーです。
今季はチームでの経験的なアドバンテージも含めて圧倒的にウィリアムが右サイドハーフになっているのは、3-4-3システムからいざという時にサイドハーフが下がって5バックぎみに守りを厚くする狙いもあると思っていて、まず守備をしっかりさせたいことからウィリアムが定着しているのではと思うわけです。
直線的なスタイルのムバブにとっては、3バックと3トップの配置的にスペースがないことや、まだ戦術的にも技術的にも守備に物足りなさを感じているからでは…と推測します。
今後も右サイドハーフはウィリアムが先発に入り、必要に応じてムバブが交代で入るという形が多くなってくる気がします。
ただウィリアムも守備が突出して巧いというわけでもないので、もし4バックにしたとして監督がムバブとどちらを選ぶのがベストと考えるかはわかりません(^^;)
ヴォルフスブルクはヨーロッパリーグも戦っているし、選手の入れ替えも最低限は行っているので今年いっぱいで答えは出ると思います。
Neuer und alter #Bundesliga-Tabellenführer: @borussia. #BMGSGE pic.twitter.com/tdPRQCtm9N
— BUNDESLIGA (@Bundesliga_DE) October 27, 2019
今週のヴォルフスブルクはアウグスブルクにホームで引き分けました。
勝てば首位メンヘングラートバッハに次ぐ2位につけることができたので残念でした。
今季のヴォルフスブルクは少なくともリーグ戦では鉄壁の守備を誇っていますが、その反動なのか得点力が落ちているようで、特に攻撃陣はヴェフホルスト以外ほとんどゴールできてないのが課題です(>_<)
得点力のあるギンチェクやメーメディが怪我で離脱している影響もあると思うけどここは修正していかないと「負けないけど勝てないチーム」になってしまう。
最新の情報ではあと1、2週間で復帰予定だった正GKのカステールスの復帰が少し遅れるかもしれないとのことでした。