返信日:2019/10/24
対人戦やスペースへの飛び出しやポストプレーを得意としていて、高いボールキープ力やフィニッシュの精度を誇り、スピードや瞬発力を駆使したドリブルやチャンスメイクにも定評がある。
コフナツキは2019年の冬にサンプドリアからレンタル移籍してきましたが、今季に買い取りオプションを行使して完全移籍(移籍金は750万€で4年契約)での加入になりました(^^♪
セリエAでのルーキーイヤーがとても目立つ活躍で、自分が知っていたぐらいだからたぶんイタリア内でも注目されてた選手ではないかと思います(^^;)
ブンデスリーガではバイエルンのレヴァンドフスキやドルトムントのピシュチェクといったポーランド代表選手が長く定着しているので、コフナツキもそんなレベルの選手になるのではと期待しています。
コフナツキは次世代のレヴァンドフスキではないか?という記事も見られるぐらい共通点をいくつか持っていますが、コテコテのゴールマシーンのレヴァンドフスキに比べると、コフナツキは攻撃的なポジションをすべてこなせるぐらいいろんな強みを持っていてそれがまた面白いと思います。
個人的には今季のブンデスリーガでプレーする若手選手の中でもイチオシの選手です♪
イタリアのサンプドリアと言えば、ここ何年かは圧倒的なチームのトップスコアラーである元イタリア代表のクアリャレッラの得点力を頼りにセリエAで生き残ってる印象を受けています(^^;)
現にクアリャレッラのゴールが伸びない今季は下位に沈んでいて今季こそはピンチ!というところです。
そんなサンプドリアの最近のシーズンの中でもコフナツキは貴重な有望株でしたが、コフナツキ自身が強く移籍を希望したために手放すことになりました。
コフナツキから話はそれますが、今のサンプドリアには日本人と接点のある選手も何人か所属しています。
元日本代表の酒井高徳(現ヴィッセル神戸)とハンブルクでプレーしていたスウェーデン代表サイドバックのエクダルがいて、日本代表の堂安律(現PSV)とフローニンゲンで一緒だったシャボットと、元日本代表の小林祐希(現ベフェレン)とヘーレンフェーンでインサイドハーフとして共にプレーしたトルスビーが今季から加入しています。
デュッセルドルフのほうは昨季の主力だったラマン(現シャルケ)とルケバキオ(現ヘルタ)を引き抜かれ、宇佐美貴史(現ガンバ大阪)やドゥクシュ(現ハノーファー)を含め多くのアタッカーがチームを離れました。
コフナツキの完全移籍に成功したデュッセルドルフが今夏に獲得したFWはシャルケからレンタルでテクぺテイを、ベフェレンから完全移籍でアンポマーを獲得しただけでした。
ちなみにデュッセルドルフがコフナツキに投じた移籍金はこの夏のチーム最高額でした。
もし記録が間違っていなければ、21世紀以降のデュッセルドルフでも最高額なのかもしれません(保証なし)。
今季のコフナツキのポジション争いについて
コフナツキはもともとサンプドリアやレフ・ポズナンでは圧倒的にセンターフォワードとして出場した試合が多く、だからこその少ないチャンスの中での得点率だと言えます。
今季はセンターフォワードよりも両ウイングや両サイドハーフの役割が多く、コフナツキの良さをフルに活かすのが難しい状況ですが、とりあえずサイドハーフとFWの選手をリストアップします。
37歳 フィンク
負傷離脱:2019/09/22~2019/10/03
2019/10/08~2019/11/30
32歳 ヘニングス
25歳 カラマン(トルコ代表)
負傷離脱:2019/10/24~
25歳 ツィマー
負傷離脱:2019/09/26~2019/10/14
25歳 トミー
25歳 トーマス・プレドル
負傷離脱:2019/10/31~
23歳 アンポマー(ガーナ代表)
負傷離脱:2019/08/10~2019/09/21
22歳 コフナツキ(ポーランド代表)
負傷離脱:2019/09/30~2019/10/16
22歳 テクぺテイ(ガーナ代表)
22歳 ビューラー
21歳 ダヴォル・ロヴレン
18歳 オフォリ
負傷離脱:2019/10/18~
合計 12名
候補が多すぎてもはやどんなフォーメーションで誰がどこに入るのかさっぱりわからないですね(^^;)
典型的なストライカーのヘニングス以外は全員がウインガーとしてもサイドハーフとしても適性があります。
不調なチームとは裏腹にそのヘニングスが今季は絶好調で、ここまで(第11節終了時点)で得点ランキング3位につける活躍を見せていて、エースストライカーとして欠かせない存在になっています。
1トップや3トップでは必ず最前線にヘニングスを配置するため、コフナツキとしては2トップでヘニングスと並ぶパターンじゃないとなかなかセンターフォワードで起用されません(>_<)
2トップの場合でも長身でエネルギッシュなカラマンとの競争になりますが、カラマンの10月末からの負傷離脱が長期化すればコフナツキが一気にチャンスを掴む可能性があります。
正直、大ベテランのフィンクに想像以上に出番があることに驚いてますが、キャプテンと言えどこう怪我が続くとさすがに厳しいと思うし、そもそもセンタープレイヤーなので2トップ起用には無理があると思います(^^;)
ウインガーかサイドハーフの場合、コフナツキのライバルはリストにあるヘニングスとフィンクを除く全員になります。
特に左右どちらのサイドでもこなせるコフナツキですが傾向としては左サイドを任されることが多いです。
テクぺテイとツィマーが右サイドを主戦場にしていて、負傷中のプレドルやオフォリを含めた一番若い3人はまだ起用の目途が立っていないとみるなら、サイドでコフナツキと争う可能性が高いのはカラマンとトミーとアンポマーではないかと考えています。
それぞれまったく異なるプレースタイルと持ち味を持っていて、特にサイドアタッカーらしい特性があるのがトミーとアンポマーです。
2人も基本的にドリブラーですが、トミーは精度の高いキックと突破力があってアシスト能力も優れているのに対し、アンポマーは驚異的なスピードを駆使したドリブルやトリッキーなプレーが得意で相手を揺さぶることができます。
トップや2列目のタイプであるコフナツキにとってはサイドで他の選手とどう違いを見せられるかによって変わってくるし、ウインガーならまだゴールを狙えるポジショニングが取れるものの、サイドハーフとなるとなかなか深い位置でボールをもらうことができないため、飛び抜けたドリブルスキルがあるわけじゃないコフナツキはこの場合はかなり不利だと言えます(>_<)
結論としては、コフナツキはやっぱりセンターフォワード、それもトップの絶対的なヘニングスがいるので横並びの2トップや2列目のポジションが生き残る道だと思います。
3トップのウイングでも3-4-3と4-3-3でサイドにかける人数が異なるのでなんとも言えません。
実際にヘニングスとコフナツキの共存は可能だと感じているし、ヘニングスにとっても近くでポストプレーができたり相手DFをひきつけてくれる味方がいると絶対に楽になるので今後はそんなパターンをフンケル監督には増やしてみてほしいなというのは個人的な願いですが…(^^;)
代表ウィーク明けのデュッセルドルフは一発目からバイエルンをホームに迎えて、そのあとにホッフェンハイム、ドルトムント、ライプツィヒと地獄のような連戦が続きます(^^;)
デュッセルドルフはここまでパーダーボルン戦以外のすべての試合でゴールを奪っていて、フンケル監督は「恐れずに勇気をもって攻める」ことでバイエルンにじゅうぶん対抗できると自信を見せています。
またバイエルンはボアテングが出場停止、リュカ・エルナンデスとジューレが怪我で欠場となれば、再びアラバとハビ・マルティネスという急増センターバックコンビとなるので付け入るスキはあると思います。
デュッセルドルフはなんとかバイエルン相手に勝ち点を取って続く強豪との連戦に勢いをつけられれば、今季は残留争いを回避できるかもしれません。