返信日:2019/11/05
マンチェスター・シティの下部組織出身で、コンゴにルーツを持つベルギー代表センターバック。
身体能力が高く、優れたボディバランスと敏捷性を活かした球際の強さが特徴であり、ドリブラーに自由を与えない守備を得意としている。セットプレーでも空中戦で強さを発揮するなど対人戦において高い勝率を誇っている。
ボヤタは2019年の夏にセルティックとの契約が満了したため、移籍金なしでヘルタに加入しました(^^♪
ボヤタは多くの「マンチェスター・シティに所属しただけの若手選手たち」とは違って、レギュラーとまではいかなかったけど試合にもちゃんと出ていたのでシティファンならきっと記憶にあるはずです。
ボヤタのマンチェスター・シティ繋がりを見てみると、今もヘルタでチームメイトのレキクがいますが、レキクはボヤタがシティからレンタルで不在の間にユースから昇格して、ボヤタが戻ったときにはまた別なチームに移籍していました。
今でこそボヤタとレキクはヘルタでセンターバックコンビを組んでるけど、振り返ると縁があったのかなかったのかよくわからないですね(^^;)
あまりシティで一緒にプレーするタイミングはなかったけど、他にもイェロメ・ボアテング(現バイエルン)やナスタシッチ(現シャルケ)といった選手たちがボヤタとシティでチームメイトでした。
マンチェスター・シティで長くセンターバックとして活躍したベルギー代表のコンパニーはボヤタの尊敬する先輩でもあり、プライベートでも仲がいいらしいと聞いたことがあります。
これも余談ですが、ボヤタは2018年のロシアW杯でベルギー代表としてグループリーグ3試合に出場しましたが、日本とも対戦した決勝トーナメント以降は残念ながらベンチで大会を終えました(>_<)
それでもボヤタはトッテナムでおなじみのフェルトンゲンやアルデルヴァイレルトと3バックを務めてみせ、怪我かコンディション不良だったかで大会に出遅れたコンパニーの代役をちゃんとやりきったと思います。
ボヤタの前所属であるセルティックというのは、現在リーグ8連覇中の言わずと知れたスコットランドの強豪クラブです(^^♪
もう十数年前には元日本代表の中村俊輔(現横浜FC)がプレーしていたことで今の30代ぐらいのサッカーファンにとっても思い出深いと思います。
当時はスカパーで見れる海外サッカーと言えばこの中村俊輔のセルティックぐらいのもので、中村俊輔のあの左足から放たれる直接フリーキックやキラーパスに目を輝かせていました。
話がボヤタからそれましたが、今ではサッカーファンにとってスコットランドという国はかなり無縁になりましたけど、大げさではなく中村俊輔はスコットランドでもセルティックでも本当にレジェンドと呼ばれるほどの大きな存在です♪
そんなセルティックも強豪だけあって、ボヤタのような代表クラスの選手はよく集まります。
今季はボヤタが退団し、ベンコヴィッチがレスターにレンタルバックしたため、代わりのセンターバックとしてトゥールーズからジュリアンとどこからだったかエルハメドという選手を獲得しました。
ヘルタは昨季までいたルステンベルガー(現ヤングボーイズ)とルカッセン(現アンデルレヒト)の抜けた穴を埋めるためにボヤタを補強しました。
特にルステンベルガーの退団によって最終ラインにベテランらしいベテランがペカリークぐらいというほど若返ったので、センターバックに経験豊富なボヤタを加えられたのは良かったと思います。
今季のボヤタのポジション争いについて
内容としては前回書いたシュタルクとまったく同じになるので違ったことをちょっとだけ書きます(^^;)
少なくともヘルタでボヤタがセンターバック以外をやることもないでしょう。
29歳 ボヤタ(ベルギー代表)
※負傷離脱:2019/07/28~2019/09/02
25歳 レキク(オランダ代表)
24歳 シュタルク(ドイツ代表)
※負傷離脱:2019/10/11~2019/11/28
22歳 トルナリガ
20歳 バーク
合計 5名
シーズン前半戦を見るかぎりではボヤタが怪我以外の理由でスタメンから外れる可能性はないと考えています。
比較的広範囲で動いて守るレキクに対してボヤタはゴール前から極端に動き回るようなことはなく、しっかり対人でパスやシュートを防ぐといった特徴が活きています(^^♪
数字的なことに関して触れると、ボヤタは今季のブンデスリーガの『パス成功率』という項目でリーグ5位のパーセンテージを誇っています。
それはプレースタイルの面でも強く影響していて、前へのショートパスが多いレキクやスキがあればロングボールをトライしてみるシュタルクと比べると、ボヤタは最終ラインでの横パスのようなセーフティなパスが多いのかなという印象を受けるのでそんな数字になるのではないかと思います。
それは言い換えれば下手にリスクを負わないということや、冷静に戦況を見ながら攻めるべき場所を示せるという意味で大事なスキルだと思うし、見方によっては臆病だとか地味だとかっていう評価になるけれど、個人的には慎重で戦略的な選手だとポジティブに評価しています。
ボヤタはさらに空中戦でもリーグ屈指の勝率を誇っていて、攻守問わずゴール前でのクリア率やシュート率も高いわけで、ゴール前で競り負けないというのはとても大事なことです。
特にクリンスマン監督に代わってからは、後ろからしっかりチャンスを見極めて攻撃のスイッチを入れるタイミングが重要になってくるので、ここもボヤタを筆頭にほかの最終ラインの選手全員に求められます。
今のところ冬に新たなセンターバックを獲得するようなこともないと思うので、現有戦力で後半戦の守備陣に期待したいと思っています(^^♪
Weiter geht‘s: Dedryck #Boyata steht in der Elf des Tages des @kicker. Glückwunsch, Dedo! 🙌🏼💪🏼#BSCBMG #hahohe pic.twitter.com/Okbt3R1pjw
— Hertha BSC (@HerthaBSC) 2019年12月23日
ボヤタは前半戦最後の17節でキッカーが選ぶベストイレブンに選出されました♪
このまま順調に活躍を続ければ、マンチェスター・シティ出身という肩書に関係なくもっと注目されるかもしれません。
セルティックには失礼ですがボヤタが数年間もスコットランドにいたのはちょっともったいなかったなと感じます(^^;)
ヘルタはウィンターブレイクの間にフランクフルトとトレーニングマッチを行ったあと、いよいよ後半戦はまたバイエルン戦で幕を開けて、そのあとにヴォルフスブルク戦にシャルケ戦と厳しい連戦が予想されますが、前半戦最後の3試合連続無失点の好感触を維持できたら面白くなると思います。
海外のサッカーチームは今はどこもクリスマスモードですがリーグ戦再開が待ち遠しいです。
それではみなさん、メリークリスマス!🎄🎅