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マヌエル・アカンジ(ドルトムント) ★オートグラフ20/21

マヌエル・アカンジ

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ナイジェリア人の父とスイス人の母を持つスイス代表CB

足元の技術が高くて機敏に動けるタイプのCBで、最終ラインからのビルドアップだけでなく、ロングパスなど高いキック精度でチャンスの演出にも貢献できる。フィジカルが突出して強くはなく、空中戦も比較的平均的な勝率と思われるが、反応速度が速くて相手との間合いをはかってのボール奪取やパスカット、シュートブロックを得意としている。

 

 

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アカンジは2018年の冬にバーゼルから完全移籍(移籍金は1800万€で4年半契約)してきました(^^♪

今じゃバーゼルブンデスリーガで活躍できる選手の宝庫になっています。

アカンジ以外にバーゼルから移籍した選手で今季のブンデスリーガでプレーする選手はたくさんいて、アルデレーテ(現ヘルタ)、スヒー(現アウグスブルク)、ゾマーとラングとエンボロ(現メンヘングラートバッハ)、シュテフェン(現ヴォルフスブルク)がいます。

調べてみないとわかりませんが、バーゼルからドイツへ渡った選手を過去にさかのぼって集計したら20人近くかもっといると思うんですよね。

バーゼルで活躍できればほぼブンデスリーガのどこかのチームの目にとまり、そのたいていの選手が主力としてドイツで活躍できてるわけです。

特にスイス代表クラスの逸材と評価されるような選手は必ずキャリアの中でブンデスリーガを通過すると言っても過言じゃないですね。

もうすっかりドルトムントのCBとして定着していますが、アカンジはまだ若くてこれから全盛期を迎えるところです(^^♪

 

 

 

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アカンジは今季のドルトムントで4シーズン目を迎えています(^^♪

アカンジはまだ25歳ですが、フンメルスバイエルンから戻ってきて2年目と考えるとすいぶんドルトムントのDFとして貫禄があるように感じます(^^;)

アカンジはバーゼル時代に大きな怪我をしてしまい、2016年はほぼ棒に振ったものの、そこから再起してレギュラーとして活躍しました。

バーセルでは2度のリーグ優勝と1度のカップ戦優勝も経験していて、CLでも常連のチームなのでアカンジの獲得にはリヴァプールマンチェスター・ユナイテッドも参戦していたと言われています。

アカンジは17-18シーズンの折り返し地点となる冬にドルトムントに移籍しましたが、決して負傷者続出で層が薄かったわけではありません。

当時のドルトムントはソクラティスとスボティッチというCBがいましたが、特にスボティッチには限界が見え始めていたころで、トプラク(現ブレーメン)がスボティッチの代わりに頑張ってくれていたんですけど、当時はまだザガドゥやバルトラ(現レアル・ベティス)みたいな若手DFがポジションを掴み取ることもなかった。

ザガドゥは将来を見据えてPSGから18歳の若さで加入した選手でしたが、才能と技術はあるものの試合経験が圧倒的に少なかったので、ドルトムントはアカンジみたいなヨーロッパの舞台やスイスのトップレベルで戦う選手が即戦力として必要と思ったんでしょう。

その後、バイエルンからフンメルスを呼び戻すことがアカンジ獲得時点で想定にあったのかどうかはわかりません。

フンメルスが戻るまではディアロ(現PSG)、ザガドゥ、トプラク、アカンジと若手をいろいろ組み替えて試行錯誤していましたが、フンメルスの復帰はアカンジの成長に大きな助けになったように個人的には思います。

今でこそピシュチェクやジャン、最近だとデラネイも本職じゃないCBとして活路を見出していますが、アカンジみたいな『純粋なCB』が今後のドルトムントにどのように現れるのかまったく想像ができないですね(^^;)

 

 

 

今季のアカンジのポジション争いについて

前回にアザールについて書いたときに今季は4バックはまず使わないと前提で書いた筆者ですが、恥ずかしいことにファヴレ監督は直近の数試合で4バックを採用しています(^^;)

今回のアカンジを含め今はジャンなど新型コロナウイルスの感染者がちらほら出てしまったことが少なからず選手のやりくりに影響しているのは事実です。

負傷離脱者もいて、怪我とウイルスという全く予測できないものに悩まされるのは世界中のチームにとって辛いはずです。

ただしあくまで中盤の編成が大きく変わるので、たぶんアカンジみたいなCBにはあまり影響がないかもしれません。

 

 

35歳 Poland ピシュチェク(元ポーランド代表)

 ※負傷離脱:2020/09/18~2020/09/27

31歳 Germany フンメルス(ドイツ代表)

29歳 Denmark デラネイ(デンマーク代表)

26歳 Germany ジャン(ドイツ代表)

 ※COVID-19:2020/10/23~

25歳 Switzerland アカンジ(スイス代表)

 ※COVID-19:2020/10/07~2020/10/21

21歳 France ザガドゥ

 ※負傷離脱:2020/08/14~(外側側副靭帯損傷)

合計 6名

 

 

右SBのピシュチェクは昨季に3バックの右にコンバートされましたが、今季はボランチのデラネイが3バックの左でコンバートされました。

最近ではヴィツェルがCBに入るというサプライズがありましたが、キャリアで初めてDFを担当したヴィツェルと違ってデラネイには若いころに母国で少しだけCBの経験があるそうです。

あとはジャンがボランチもこなせるぐらいで、フンメルスとアカンジとザガドゥがCBのみでプレーする選手です。

そしてこのポジションには退団した選手はいたものの新加入の選手はひとりもいません。

 

 

3-4-2-1

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3バックではアカンジ、フンメルス、ジャンの並びが最適なのは誰から見ても明らかだと思います(^^♪

昨季はピシュチェクのCB転向が奏功してジャンがヴィツェルボランチを組んでいました。

今季はボランチにベリンガムが加わったことや、最近ではデラネイやダフードも計算がたつことがわかったので、ピシュチェクではなくジャンが正式にCB要因になるかもしれません。

上の画像のような並びだと、3人はボールをさばく技術もあり、ボール奪取にも優れ、セットプレーにも強さを発揮する一見すると抜け目のないトリオだと思います。

3バックだと両WBが高い位置をとれるし、ボランチと連動してハイプレスを仕掛けることもできるので、最終ラインがビルドアップしやすくもなります。

フンメルスとアカンジからたまに繰り出されるDF裏へのロングパスは通るとほんとにスーパープレーに繋がります(^^♪

コロナ下でイレギュラーなことが起こりうるのでピシュチェクやデラネイがオプションにはなると思いますが、3バックでアカンジがポジションをなくすことはまずないでしょう。

 

4-2-3-1

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こちらは3バックに比べてバランス重視で、CBとしてはそれほど頻繁に攻撃に加わる必要はない陣形です。

単純にCBが3枚から2枚になるだけでも選手にとってはかなりの変化ですが、この形ならむしろジャンがボランチのほうが活きるので、アカンジとフンメルスが選ばれると思います。

直近の試合に合わせて上の画像ではボランチにダフードとデラネイを入れてますが、万全な状態ならヴィツェルかジャンが必ずひとりは入るのが無難でしょう。

今季ここまでの試合を観ても、3バックから4バックに移行しても崩れることなくドルトムントは好調を維持し、クリーンシートも例年に比べると格段に多くなりました。

フンメルスやアカンジの定着だけでなく、新戦力にも頼りすぎずにコツコツと時間をかけてチームに戦術を浸透させてきた成果かなとも思います。

今のドルトムントは誰が出ても高いレベルで試合ができるので、オフェンスだけじゃなくてDF陣もポジション争いが激しい。

ザガドゥの復帰が見込めない現状では、4バックではフンメルスとアカンジが固定されそうな気がします。

CLとの連戦を考慮すると、ヴィツェルやデラネイがCBとしてオプションにあるかどうかはまだ判断できません。

またこれは余談ですが、右SBのムニエの調子が右肩上がりなんですが、今季いっぱいで現役を引退するピシュチェクにも本職のSBで少しでも出番があればいいなと思っています(^^♪

 

 

 

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首位決戦となるテアクラシカーでは、惜しくもドルトムントバイエルンに敗れました(>_<)

実況・解説も言ってましたが、両チームのエースのゴール前での脅威というのが非常に印象的でした。

ドルトムントはこれまでのバイエルン戦と比較するとかなり出来は良かったんですが、バイエルンの厚みのある攻撃と決定力、さらにはGKノイアーの好守が光って追いすがることができませんでした。

バイエルンは勝利の代償としてチームの核であるキミッヒが負傷交代になりましたが、ドイツ代表の仲間を多いこの対戦だっただけにかわいそうでした。

ドルトムントはまたバイエルンには勝てなかったけど、大きな試合を越えて選手たちの疲労は身体的にも精神的にも大きいと思われます。

ここまでずっと好調できたので大崩れせずにまた前向きにやっていけたらいいなと思いますね(^^♪

 

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