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エメル・トプラク(ブレーメン) ★オートグラフ20/21

エメル・トプラク

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両親ともにトルコ人であるが、生まれも育ちもドイツのラーフェンスブルクでフライブルクの下部組織出身の元トルコ代表センターバック

 

パワーではなくスピードや俊敏性を活かした守備が持ち味のセンターバックであり、素早い反応からのチェイシングとボール奪取力に長けている。長短の安定したパス精度もあり、狭いエリアでもリスク回避できるだけのボールコントロールも併せ持つ。

 

 

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トプラクは2019年の夏にドルトムントから期限付き移籍してきて、2020年の夏に完全移籍で加入(移籍金は400万€で3年契約)しました(^^♪

フライブルクのユースから順調にトップリーグへと上がっていき、レヴァークーゼンで大きく活躍して知られるようになった選手です。

はっきり言ってしまうと、ドルトムントに引き抜かれるまではサッカー選手としてのキャリアは上昇気流で順調だったと思います(^^;)

たびたび怪我に悩まされるというのも残念な面ではあるけど、実力としてはブンデスリーガでも上位クラスです。

ブンデスリーガトルコ人のCBでは、ほかにもドルトムントのアカンジや、シャルケからレンタル移籍したばかりのリヴァプールのカバクがいます。

トプラクをはじめ、これらのトルコ人CBたちはフィジカルよりも足元のうまさや独特のリズムを持った個性的なCBだと思います。

ポジションに関わらず、ブンデスリーガで芽をだしたトルコ人選手は世界のサッカーで通用するポテンシャルを秘めてることが多くて、筆者も新しいトルコ人選手は必ず注目しています。

ちなみにこれまで筆者がブンデスリーガで見たなかで最も衝撃を受けた好きなトルコ人選手は、トプラクともレヴァークーゼンでチームメイトだったトルコ代表MFのチャルハノール(現ミラン)です(^^♪

 

 

 

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トプラクは今季のブレーメンで2シーズン目を迎えています(^^♪

トプラクに関しては筆者はレヴァークーゼン加入当時から見てきたので、正直言って未だに「ブレーメンのトプラク」というのに慣れていません(^^;)

それでも度重なる怪我に悩まされ、ステップアップのはずだったドルトムントでも納得のいく結果を残せずに悔しい想いをしながら、ベテランに差し掛かる年齢にきてまたブレーメンで再起するかという姿は感慨深いものがあります。

もともとブレーメンはCBは経験豊富な選手が複数いて層は厚かったんですが、ここ5年ぐらいはモイサンデルとヴェリコヴィッチを中心とした編成が続いていて、なかなか新しい選手がポジションを奪うことができていませんでした。

昨季なんかは怪我や成績不振などもろもろの事情で層の薄さが露呈したポジションで、冬にホッフェンハイムからフォクトを一時的にレンタルしたぐらい…。

そして今季は怪我がちな面はあっても、ブンデスリーガでも豊富な経験と実績を持つトプラクが完全移籍で加入しました。

昨季のトプラクはまだレンタルの選手でしたが、もしブレーメンが降格していたらチームを去っていたとのことです。

とはいえ、そもそも昨季にフンメルスやジャンのようなワールドクラスのCBをそろえたドルトムントにしてみれば、その時点でトプラクを戦力に組み込む計算はしてないので、トプラクを獲得したいブレーメンと手放したいドルトムントの利害の一致と言ってしまえばそれまでです(^^;)

結局、今季のブレーメンはトプラクを完全移籍にした以外でDF陣の補強はしていません。

コロナ禍でどのチームもあまり派手に選手を入れ替えていないのもありますが、あわや降格という危機に直面した昨季を考えると物足りなさは多少ありました。

ただ、痛手だったのが中盤でゲームを引っ張る力のあるクラーセンがアヤックスに移籍したぐらいで、だいたいの戦力を今季に引き継ぐことができたブレーメンも決して悪くはないと思います。

むしろ昨季の反省を活かしてよりまとまったチームを作れるという意味では今季は「完成度を高める」シーズンになると期待できました。

その証拠にブレーメンは第20節終了の現時点でブンデスリーガのだいたい中位で頑張っています(^^♪

 

 

 

今季のトプラクのポジション争いについて

その気になればSBとしてもプレーできるトプラクですが、ブレーメンの戦術と照らし合わせてもまず確実にCB要員です。

 

 

35歳 Finland モイサンデル(元フィンランド代表)

34歳 Czech Republic ゲブレ・セラシエ(チェコ代表)

32歳 Germany グロス

31歳 Turkey トプラク(元トルコ代表)

 ※負傷離脱:2020/09/16~2020/10/14

25歳 Serbia ヴェリコヴィッチ(セルビア代表)

 ※負傷離脱:2020/11/04~2020/12/07

22歳 Austria フリードル(オーストリア代表)

合計 6名

 

 

CBが6人いて国籍がバラバラってある意味すごいですよね(^^;)

えっと、なぜ右WBorSBが定位置のゲブレ・セラシエが入ってるかというと、実はもともと彼自身の特性としてCBに適性があることと、コーフェルト監督が3バックを採用していることが理由です。

4バックでCBが2人なら右SBにゲブレ・セラシエが固定なんですが、3バックだとCBで出場する可能性はゼロじゃなくなります。

グロスももとはボランチが本職ですが、正直言ってブレーメンボランチをやっている試合をあまり見たことがありません。

グロスも3バックでならむしろCB起用のほうが可能性として高いかも…と思ったのでリストに加えました。

フリードルが本来は左SBが本職ですが、彼も少なくともコーフェルト監督のもとではCBでしょう。

そして先述の通り、このポジションでの今季からの新戦力はいません。

 

 

 

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シーズンも後半戦になって数試合消化したので、そろそろ前半戦と後半戦に分けて書きたいところですが、今季のオートグラフのブレーメンシリーズはトプラクが最後なのでこの形で話をします(^^♪

図の3バックの並びはあくまで形式的に配置したものなので、実際の試合の並びは異なっています。

コーフェルト監督が並び方にどこまで拘りがあるかはわかりかねます(^^;)

 

今は強いチームも広く採用している3バックですが、その好守での活かし方はさまざまです。

例えば3バックの両端のCBが左右に大きく開いて起点の幅を広げたりするチームもあれば、3バックのうち特定の1人が積極的に敵陣まで踏み込んで連携に加わったりプレッシャーをかけたりします。

ブレーメンを完全に熟知してるわけじゃないんですが、ブレーメンの3バックは極端に変化することがなく、CB同士の距離感は保ったまま守備に備えている印象を受けます。

なので、ブレーメンの3バックの場合は攻撃への比重は最低限にとどめてあり、押し込まれたときにブロックで守る…という守備的な3バックなんじゃないかと筆者は思うのです。

 

選手に話をうつすと、決して攻撃面で強みのある選手がいないわけじゃありません。

例えばヴェリコヴィッチとモイサンデルはロングパスの精度に定評があり、トプラクは足元の技術を駆使して中盤と連携することで推進力を与えられます。

ゲブレ・セラシエは実はリスト中で最もセットプレーの競り合いに強く、その跳躍力とヘディングのインパクトが有名で、彼のゴールはたいていヘディングから生まれています。

グロスとフリードルは攻撃面での持ち味があまりなく、そこは他の4人と決定的に劣る部分です。

守備については6人とも対人には強いほうだと思いますが、差があるのはボールをカットする上手さや読みの鋭さと単純に走るスピードやフットワーク。

これらを最も高いレベルで兼ね備えているのがゲブレ・セラシエだと考えています。

その次がトプラクで、あとの4人はそれほど大きな違いがないのでは?と個人的には思います。

残念ながら6人のCBの中にどんな攻撃も跳ね返すような圧倒的なフィジカルを持った選手はいません(>_<)

 

CBの序列をつけるのは、例えば相手チームにどんなアタッカーやストライカーがいるかでその相性も絡んでくるのでかなり難しいです。

フィジカルが強くなくても、スピードとアジリティが武器のドリブラーが相手ならモイサンデルやグロスが不利なのでトプラクとフリードルが相性がいい。

逆に屈強なパワー系のFWが相手ならトプラクとフリードルじゃ競り合えないからゲブレ・セラシエやヴェリコヴィッチが対応したほうがいい。

そうやってバランスを意識しながら適材適所で守らないとブレーメンが不利を強いられます。

もちろん両WBとボランチとも連動してアグレッシブに守らないといけません。

個で守ろうとすると、今のブンデスリーガではどうしてもブレーメンのCB陣はいまひとつ迫力に欠けるんです(>_<)

 

また余談ですが、CBの攻撃面の貢献には前線の選手にもクリアすべき課題があります。

例えばヴェリコヴィッチやモイサンデルがロングパスを得意としていると書きましたが、それを受ける選手たち、ターゲットマンとなる選手たちの勝率が決して高くないんです。

サージェントや大迫にロングボールがおさまらなければ、クリアボールやセカンドボールを中盤が拾えなければ、せっかくのロングパスも相手へのプレゼントボールになってしまう…。

そういった側面もブレーメンのCBからの攻撃が目立たない一因でもあります。

 

最後に結論としてCBの序列でトップ3を選ぶとするなら、ゲブレ・セラシエ、トプラク、ヴェリコヴィッチといった感じかなと思います。

が、ゲブレ・セラシエしか右WBに人材がいないので残念ながらゲブレ・セラシエは本職に専念しなければいけません(^^;)

ゲブレ・セラシエがCBから離脱するならば、4番手のフリードルかモイサンデルが自然と上がってくるわけです。

モイサンデルが35歳で年齢的に酷使できないことからフリードルがチョイスされ、3バックはトプラク&ヴェリコヴィッチ&フリードルとなるわけですね(^^♪

ちなみにグロスは特筆するような特徴がなく、いたって平均的なプレーヤーに見えますが、たぶん彼は2部レベルでしかレギュラーにはなれないなと思ってしまいました(>_<)

さてこれで話がまとまったかはわかりませんが、これが筆者のブレーメンにおけるCB陣の見解です(^^♪

 

 

 

www.kicker.de

 

先週末にブレーメンはアウェイでビーレフェルトと対戦する予定でしたが、スタジアムの積雪の影響で試合は中止・延期となりました。

試合時間の直前まで開催に向けて除雪作業をしている姿がTwitterで載せられていましたが雪の勢いが凄かったですね。

その後、ドイツ国内の各地でもかなりの積雪があり、他チームのTwitterなどでもその様子が載せられていました。

ドイツで雪が降ること自体は珍しくもないんですが、積雪で試合が中止になるのは珍しいことでした。

よってビーレフェルトブレーメンだけが前節の試合を消化せずに次節に臨むため、前回のリーグ戦から2週間も間ができてしまいました。

急なことで試合のサイクルやリズムが乱れるとチームの調子にも影響しますが、これがブレーメンにとって良い影響になるか悪い影響になるか、今週末のフライブルク戦はある意味難しい試合になるかもしれません。

 

 

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あとすごく今更なんですが、改めてTwitterのアカウントを作りました(^^;)

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ニュースのまとめ記事とかやろうとも思ったけどもいまどきそういうの流行らないですよね。

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