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エドモン・タプソバ(レヴァークーゼン) ★オートグラフ20/21

エドモン・タプソバ

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ヴィトーリア・ギマランイスの下部組織出身のブルキナファソ代表センターバック

長身であるがCBとしては非常に機敏で素早い身のこなしができるタイプで、足元のボールコントロール技術も高く、長短のパスセンスについてもMFと遜色ないレベルを誇っている。対人戦でももちろん強くボール奪取にも優れている。

 

 

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タプソバは2020年の冬にヴィトーリア・ギマランイスから完全移籍(移籍金は1800万€で5年契約)してきました(^^♪

アフリカのブルキナファソと言えば、日本のサッカーファンはおそらくアフリカネイションズカップの時期にでもならないと耳にしない国ではないだろうか。

21世紀以降でブルキナファソ代表はアフリカのサッカーでもかなり力をつけてきたチームのひとつだと思います。

ちなみに代表チームで言えば、ブルキナファソ代表と日本代表はあのフィリップ・トルシエが歴任したチームという共通点がある。

ブルキナファソ人のサッカー選手となると、誰でもわかるほどのスター選手はいない。

たぶん今最も知られているのはストライカーのベルトラン・トラオレ(現アストン・ヴィラ)だと思うけど、トラオレがブルキナファソ国籍であることをっどれだけの日本のファンは知っているのかは疑問です(^^;)

筆者が思い当たるのは、フランスのレンヌで活躍していた元ブルキナファソ代表MFのピトロイパ(無所属)で、彼はフライブルクでもプレーしていたけど筆者はまだそのころはブンデスリーガを観ていませんでした。

まぁだいたいこんな具合で。有名になるアフリカ人サッカー選手のほとんどはMFやFWなんですが、タプソバはCBということで、もしかしたらブルキナファソのDF史上最高の選手になり得るポ天赦を持っているのでぜひ注目してほしいなと思うおススメの選手です(^^♪

 

 

 

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タプソバは今季のレヴァークーゼンで2シーズン目を迎えています(^^♪

レヴァークーゼンが獲得に要した移籍金は1800万€となっていますが、クラブ記録ではトップ10に入る数字です。

ただし、レヴァークーゼンが獲得したアフリカ人に絞るとダントツで1位になります。

ではヴィトーリア・ギマランイスが放出した選手たちの記録を見てみると、やっぱりタプソバの1800万€がダントツの1位で、2位がベベ(現ラージョ・バジェカーノ)がマンチェスター・ユナイテッドに移籍した時の900万€らしいので倍の差がありますね。

ちなみにタプソバの移籍にはバルセロナチェルシーのレジェンドでもある元ポルトガル代表MFのデコが携わっていたといくつかのニュース記事がありました。

すでに当時のレヴァークーゼンではターとスヴェン・ベンダーがCBコンビとして定着していて、控えにいるドラゴヴィッチも出場機会を得ることがありました。

ただ、イェドヴァイやレトソスの移籍によってCBの枚数は減っていて、さらにベンダーは怪我がちな性質もあるので「戦力補充」と「将来性」の両立を見込んで冬にいち早くタプソバの獲得にこぎつけました。

レヴァークーゼンがもしタプソバの獲得を今季の夏に先延ばしていたら、おそらく他の強豪チームとの獲得レースに苦戦したかもしれません。

そういう意味では昨季の折り返し地点でなんとかタプソバの加入を成立させたことは大成功だったと思います(^^♪

タプソバの若さを考えれば今後もステップアップで移籍する可能性もあるけど、レヴァークーゼンであと2年ぐらいやってほしいなというのが筆者の希望です。

 

 

 

今季のタプソバのポジション争いについて

昨年までなにかと3バックを併用していたレヴァークーゼンですが今季は完全に4バックで固定しています。

プレーの性質からSBやボランチもこなせてしまいそうなタプソバですが、まずCB起用も固定で間違いないのでCBだけリストアップします。

 

 

31歳 f:id:reon07:20210224102115p:plain スヴェン・ベンダー(元ドイツ代表)

 ※負傷離脱:2020/11/22~2021/02/01

29歳 Austria ドラゴヴィッチ(オーストリア代表)

25歳 Germany ター(ドイツ代表)

25歳 Croatia イェドヴァイ(クロアチア代表)

23歳 Netherlands フォス・メンサー(オランダ代表)

22歳 Burkina Faso タプソバ(ブルキナファソ代表)

合計 5名 ⇒ 6名

 

 

今季がスタートする夏の時点ではアウグスブルクにレンタルしていたイェドヴァイが復帰しただけでCBの補強はありませんでしたが、今冬にフォス・メンサーが加わっています。

フォス・メンサーは今のところ本職のSB要員ですが、SBには同時期にフリンポンも加入しているので、将来的にフォス・メンサーはSBとCBの両方で計算されてる可能性があります。

基本的にCBのみでプレーするのはターとタプソバのみだと思われます。

ベンダーはもともとボランチからCBに転身した選手ですし、ドラゴヴィッチとイェドヴァイは今までにSBとしても何度もプレーしています。

あとできるかできないかで言えばウェンデルやバウムガルトリンガーもCBはできますが、ウェンデルは3バック時のオプションだったし、バウムガルトリンガーについてはかなり異例な起用だったのでここではCBにカウントしません。

 

 

シーズン前半戦

4-3ー3

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筆者としては4-2-3-1でやってるように見えることが多々ありましたが、情報誌などに合わせてこの形にしました(^^;)

開幕以後の数試合はターではなくベンダーがCBでDFリーダーとして若手のタプソバと名コンビを築いていました。

ターが当初のスタメンから外れた理由は、一説によると夏にターが移籍を希望していて、開幕ギリギリまで他クラブとの交渉にもたついたからだとも言われています。

レヴァークーゼンとしてももしかしたらターが移籍する前提で開幕前のチーム作りを進めていたかもしれないということです。

レヴァークーゼンは守備陣でもかなり攻撃にスキルが偏った選手が多くて、けっこう失点するときは簡単にやられてる印象を受けます(^^;)

CBの2人もビルドアップでどんどん前に出ていて前がかりになってることが多いから、ちょっと最終ラインの裏を取られたらそのまま失点しちゃう感じで。

レヴァークーゼンの場合、個の守備の高さで守るというよりは、要はオフェンスの破壊力を最大限に活かして得点力でねじ伏せる「攻撃は最大の防御」パターンが多いです。

なので、ドラゴヴィッチみたいなどっしりしたタイプよりもターやタプソバぐらい機敏に動けてスピードのある選手が重宝されやすいかもしれません。

イェドヴァイはター以上に今夏に放出の可能性があった選手なのでおそらく実際には戦力外に近いところで、おそらく今季は出番はないと思います。

ベンダーも怪我さえなければかなり頼もしい存在ですが、ターとタプソバにアクシデントがなくて良かったと思います。

 

 

シーズン後半戦

4-3-3

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怪我の影響で何人か前半戦とは入れ替わってますが(GKはロムへの書き換え忘れ)、CBは前半戦と変わらずターとタプソバが組んでいます(^^♪

右SBに冬から加入したフォス・メンサーと、ボランチにバウムガルトリンガーに代わってアランギスが復帰してことで、守備陣それぞれの強度が前半戦より増した印象です。

特に中盤はずっと調子が良かったアミリも頑張っていたけど、デミルバイがスタメンで入るとやっぱりあのキラーパスや精度の高い浮き球のパスが刺さるので見応えはありますね(^^♪

ベンダーも一応は怪我から回復してメンバー入りしてるけど、今のところまだターとタプソバで入れ替えはありません。

ここをいじると大崩れするっていうのを、タプソバを温存してドラゴヴィッチが入った先週のELヤングボーイズ戦でも露呈したばかり…。

それはsる程度致し方ない部分もあるにしろ、最近特に感じるいちばんの問題はGKとの連携です。

正GKのフラデツキーが戻ってくるまで第2GKのロムが務めることになってDF陣も違いを感じているところでしょう。

ロムはここ数年での実戦経験が少なくて、GKとしてセービングやキャッチングの練習はしてるけども、コーチングやマネジメントは実戦でしか養われないから難しい部分があると思うんです。

だからCBもフィールドプレイヤーだけじゃなく、いかにGKとの共通理解やコンビネーションがうまくやれるかで守備の精度も変わってくると考えています。

もしロムのいたらない面をカバーするなら、経験豊富なリーダーのベンダーがまたスタメンに復帰するのもアリかもしれない。

ターとタプソバはタイプが少し似てるから、どちらか残してもう一人はベンダーみたいなタイプがほんとはいいんですよね。

ドラゴヴィッチとイェドヴァイは今の流れだとちょっと力不足な感は否めません。

今季はもうタプソバとターとベンダーの3人をベースにCBはまわっていくと断定してもいいでしょう。

でもこの3人、点を取る力はあるのにそういうとこを前面に出さないから滅多にゴールしないですよね(^^;)

 

 

 

レヴァークーゼンは今秋にヤングボーイズとのELのセカンドレグを戦います。

ファーストレグは3-4で負け越してるけど、3つのアウェイゴールが相手に与えるプレッシャーはきっと大きいはず(^^♪

持ち前の攻撃力で一気に勝負に持ち込んで流れを掴んでしまえばヤングボーイズを押し切れると思っています。

そして週末のリーグ戦はフライブルク戦ですが、意外とこっちのほうがヤングボーイズ戦のあとということでシビアなゲームになりそうです。

レヴァークーゼンにとって優勝争いはともかくCL出場権をキープするためには、これからが勝負どころなのでしっかりと勝てるように仕上げていきたいところです。

 

 

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