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エルメディン・デミロヴィッチ(フライブルク) ★オートグラフ20/21

エルメディン・デミロヴィッチ

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生まれはドイツのハンブルクで、ライプツィヒの下部組織出身のボスニア人ストライカ

突出したスキルはないが、シュート精度が高くてシンプルにシュートを枠内に打ち込む力強さがあり、得点パターンも多い万能型のストライカーでもある。精力的に走るタイプで、DFとの駆け引きやポジショニングにも定評がある。

 

 

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デミロヴィッチは2020年の夏にアラベスから完全移籍(移籍金は370万€で4年契約)してきました(^^♪

今年で22歳になるデミロヴィッチですが、19歳でライプツィヒのユースを出てアラベスに入団したため、フライブルクに加入するまでドイツのトップリーグでプレーしたことがありませんでした。

デミロヴィッチはこれまでフランスのソショーとスイスのザンクト・ガレンといろんな国をレンタル移籍で渡ってきた少し変わった経歴を持っています。

デミロヴィッチのプロデビューはアラベスでのバルセロナ戦で、本人も強く印象に残っているそうです。

フライブルクでのボスニア人選手は元ボスニア代表SBのムイジャ以来です。

ブンデスリーガで最も活躍したボスニア人と言えば、ヘルタやホッフェンハイムで活躍した元ボスニア代表FWのイビシェヴィッチ(現在は無所属)で、デミロヴィッチとも少し似たタイプのストライカーです。

まぁおそらく、ボスニア代表FWで歴代トップの選手となるとイビシェヴィッチとジェコ(現ローマ)しかいないと思いますが、ジェコもヴォルフスブルクで大きく活躍してマンチェスター・シティに移籍したので、2人ともブンデスリーガに縁がありますね。

デミロヴィッチがイビシェヴィッチやジェコのような一流選手に追いつこうと思ったらなかなか厳しいかもしれないけど、きっかけひとつでストライカーは化ける可能性もあるので期待したいと思います(^^♪

 

 

 

kicker.town

 

デミロヴィッチは今季のフライブルクで1シーズン目を迎えています(^^♪

フライブルクはベテランのペテルセンがエースストライカーとして君臨するするここ5年以上にわたり、何人かのFWがプレーしてきましたがセンターフォワードとしてペテルセンと並びうるFWがいませんでした。

例えば今いるヘーラーもサイドプレイヤーの色を強めているし、夏に移籍したヴァルトシュミット(現ベンフィカ)はトップ下や2列目でプレーする選手だし、クラインディーンスト(現ハイデンハイム)は与えられたチャンスで結果を残せなかったし、ニーダーレヒナー(現アウグスブルク)は結果は残せていたものの出場機会に満足せずに移籍の道を選びました。

フライブルクの頼れるストライカーとして定着する選手がなかなか出てこなくて、デミロヴィッチはそんなフライブルクの次期エースストライカーになれるのかっていう期待を寄せられていると思います。

フライブルクはグリフォやサライをはじめとするウイングタイプのアタッカーに人材が偏っていて、今季でセンターフォワードとして獲得したのがデミロヴィッチだけだったので選手層のうえでも重要なポジションと言えます。

 

 

 

今季のデミロヴィッチのポジション争いについて

デミロヴィッチはそのプレースタイルからいくつか攻撃的なポジションをこなせるはずですが、プロになってからほぼセンターフォワードでしか起用されていません。

 

 

32歳 Germany ペテルセン(元ドイツ代表)

26歳 Germany ヘーラー

22歳 Bosnia-Herzegovina デミロヴィッチ(ボスニア代表)

合計 3名

 

 

FWというグループ分けをすればチョン・ウヨンやグリフォやサライといった選手がいますが、センターフォワードに限定するとたったの3人だけです。

その中で今季からの新戦力はデミロヴィッチのみです。

 

 

シーズン前半戦

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5バックとは言いつつ、実際は両SBがかなり高いポジショニングをとっていて、それに伴って両サイドハーフも高い位置になるので3-4-3でやっているようにも見えrます。

シーズン序盤はペテルセンが1トップを務めていました。

それはもちろん、ここ数シーズンでほとんどチームのトップスコアラーであったし、ゴール前で決定的な仕事ができる点では最も信頼されるストライカーだからです。

ペテルセンは決してフィジカル派ではないけど、味方から良いボールを引き出す動きとゴール前での駆け引き、どんなボールに対しても確実にシュートにいく強さと決める力を持っています。

ペテルセンは前半戦で7得点と今季も変わらず結果を残して見事にエースとして味方のサポートに応えてみせました。

秋ごろからは徐々にデミロヴィッチに出場機会が増え始めるとペテルセンはスーパーサブ的な起用にシフトするんですが、それでもその少ない時間の中でペテルセンはゴールを決めました。

デミロヴィッチもペテルセンと似たタイプでチームプレーも得意としていますが、デミロヴィッチは自らゴールに向かうだけでなく動きの幅が広いので、7アシストというペテルセンに比べるとセンターフォワードでありながら味方をサポートすることが多くみられました。

大ざっぱですが、例えばゴール前が窮屈だったりチームが押し込まれて不利な状況ではペテルセンのゴール前の決定力が必要になるし、逆にチームが有利な展開でゆとりがあって攻められるときはデミロヴィッチの器用さが良いスパイスになる…という違いがあるように感じています。

ちなみにデミロヴィッチとペテルセンが2トップでやってる試合も少しだけありましたがデータが少なすぎてなんとも言えません(^^;)

 

 

シーズン後半戦

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確定とはまだ言えませんが、後半戦でフライブルクのシュトライヒ監督ははバランス重視の4-4-2をオプションとして採用する傾向が見えます。

中心となる選手は前半戦とそれほど変わっていませんが、サライの負傷離脱に伴って右サイドの人選が安定しないほか、チョン・ウヨンもサイドからセンターフォワードと複数のポジションで起用が見られ、チームとしても選手としてもいろいろ試しているフシがあります。

前半戦であまり見られなかったペテルセンとデミロヴィッチの2トップも少しずつおりこんできて、まだ完全にマッチしていないのか後半戦はなかなかゴール数が伸びていません。

それでも両SBの質の高いクロスだったり、グリフォのドリブルやキープ力とパンチのあるミドルシュートでDFを揺さぶることで、2トップが突破口を開くことができるのがフライブルクの攻撃スタイルです。

デミロヴィッチとペテルセンはタイプが似ているのでかえって互いに合わせづらさはあるかもしれないけど、筆者はむしろデミロヴィッチがトップ下気味に構えてペテルセンをゴール前で自由にしてあげたほうがいいのかなと考えています。

残念ながらヘーラーは便利屋としての起用の域を出ず、お膳立てをすることはあっても自らゴールを奪う力という点で他の2人と比較して明らかにFWたる能力で劣っています。

いくら精力的な動きができるとはいえ決してスピードも速くなくドリブラーでもないので、ヘーラーがサイドプレイヤーとして今以上に伸びる可能性は薄い…。

ヘーラーがFWとして確かなプレーと結果を残せなければ、3人しかいないセンターフォワードの争いはペテルセンとデミロヴィッチ以外に選択肢がありません。

シーズン終盤になって果たして2トップが主流になるかわかりませんが、デミロヴィッチとペテルセンの共存が可能なのか、1トップならどちらが重用されるのかというポイントには注目したいと思います(^^♪

 

 

 

 

 

ヘフラーとサンタマリアのボランチコンビは誕生日が3月9日で同じだということに気づきました(^^;)

そして怪我から復帰したばかりのサライフライブルクとの契約延長が発表されました。

サライのようなこのチームで成熟したサイドアタッカーがしばらく残ってくれるのは心強いと思います。

フライブルクはあまり勝ってるイメージはないのに上位をキープしていて、最近だとドルトムントレヴァークーゼンを破るなど勝負強いところもあります。

勝ち点差を見るとまだEL出場権ぐらいはじゅうぶんに狙える位置なので、ここからの数試合でどれだけ勝ち点を重ねられるかに懸かってます。

 

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