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アンヘリーニョ(ライプツィヒ) ★オートグラフ20/21

アンヘリーニョ

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マンチェスター・シティの下部組織出身でスペイン代表のサイドアタッカー

卓越したドリブルスキルを持っており、素早い身のこなしとアジリティでの突破力が武器である。さらにキック精度に優れていて長短のパススキルが高く、特に左足から繰り出される鋭いクロスがトレードマークにもなっている。サッカーにおいて唯一の苦手と言えば空中戦ぐらいだろう。

 

 

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アンヘリーニョは2020年の冬にマンチェスター・シティから期限付き式で加入し、2021年に完全移籍となりました(^^♪

実はアンヘリーニョの名前表記は、ライプツィヒに移籍するまで一部のサイトでは「ホセ・アンヘル」になっていました。

アンヘリーニョの生まれたコリスタンコはスペインの最も北西にあるガリシア州の中でもさらに北西の端に近い小さな町です。

ガリシア州は今季のラ・リーガではセルタ・デ・ビーゴデポルティーボ・ラ・コルーニャがライバル関係にありますね。

アンヘリーニョは幼少期に地元のスクールに通っていて、10歳からの6年間を地元のデポルティーボ・ラ・コルーニャのユースで過ごしていて、16歳のときにマンチェスター・シティが正式に契約を交わしたとされています。

マンチェスター・シティの育成部門は非常に優れた才能を世界中から集めていて、把握しきれないほどの選手が入れ替わり、ヨーロッパのあちこちのクラブにレンタル移籍などで散らばっています。

以前にもある選手の記事でも書きましたが、レンタル移籍からシティに戻されてトップチームで活躍できる選手は滅多に出てきません。

アンヘリーニョはブンデスリーガの試合でも突出した技術と才能を持っていましたが、それでも最終的にライプツィヒが買い取る形になっています。

それぐらいシティの下部組織はレベルの高い選手が集まりながら、その才能のほとんどを他のクラブで開花させている特殊なクラブですね。

と言っても筆者はアンヘリーニョが大好きなので、正直言ってドイツでプレーし続けてくれるのは嬉しいことです(^^♪

他にもヘルタのディルロスンとボヤタもマンチェスター・シティの下部組織出身ですね。

 

 

 

kicker.town

 

アンヘリーニョは今季のライプツィヒで2シーズン目を迎えています(^^♪

先述のとおりシティはユースの選手をトップチームで登用することがまれなチームです。

アンヘリーニョの左SBにはジンチェンコとメンディというライバルがいましたが、どちらも即戦力として外から獲得した選手たちです。

それとひとつ、アンヘリーニョは技術面では申し分ないものを持っているものの、プレミアリーグで戦うにはフィジカルコンタクトの勝率が弱いのでは…という説からじゅうぶんなアピールができなかったとされています。

たしかにアンヘリーニョはスライディングでボールをカットしたりはするけど、空中戦ふくめ接触プレーは決して強いほうではありません。

それでもCLでカンセロやフォーデンを見ていると、筆者からは彼らも技術派に見えるので実際はどうなのかなとは思いますが…。

というわけで出場機会を求めて昨季途中にライプツィヒに加入したアンヘリーニョは加入からすぐさまレギュラーの座を掴みます。

アンヘリーニョが来る前はウルグアイ代表のサラッキ(現ガラタサライ)というSBがいましたが、彼もまた出場機会を求めて移籍したのでライプツィヒはアンヘリーニョを獲得しました。

もともと左SBはハルステンベルクが主軸でかなり層が薄かったので補強ポイントではありました。

アンヘリーニョがすぐさま左SBもしくは左WBとして躍動感を発揮すると、ハルステンベルクがCBにコンバートされるようになりました。

ハルステンベルクは身長も高めで走力もあるのでCBでも順応できると思います。

アンヘリーニョがもはやなくてはならない存在となった今年の2月、ついにマンチェスター・シティから正式に完全移籍の発表がありました(^^♪

筆者はライプツィヒでのアンヘリーニョの活躍を思うとシティが戻って来いと言うのではないかとヒヤヒヤしてました(^^;)

これでまた数年はアンヘリーニョのプレーがブンデスリーガで観られるので本当に嬉しいです。

 

 

 

今季のアンヘリーニョのポジション争いについて

アンヘリーニョの本職は左SBなんですが、3バックだと左WBという位置になります。

ドリブルスキルもシュート技術も高いので攻撃的なサイドの位置でもやれると思っていますが、これまでそういう起用をされたことがないので守備的なポジションに絞って考えて良いと思います。

 

 

29歳 Germany ハルステンベルク(ドイツ代表)

 ※2020/11/09~2020/11/24

24歳 Spain アンヘリーニョ(スペイン代表)

 ※2021/02/25~2021/04/06

24歳 Germany ヘンリヒス(ドイツ代表)

 ※負傷離脱:2020/11/26~2021/02/15

合計 3名

 

 

今季からの新戦力はヘンリヒスだけで、彼はSBを本職としていながらもFW以外のあらゆるポジションでプレー経験があるユーティリティプレイヤーです。

ヘンリヒスが右利きでどちらかというと右サイドが主戦場ですが、ハルステンベルクとアンヘリーニョは左利きで左サイドでしかプレーしません。

 

 

シーズン前半戦

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先に言っておくとナーゲルスマン監督率いるライプツィヒのフォーメーションはある意味あってないようなもの。

上図のように3-4-2-1が比較的多いとは思いますが、可変型システムとも言うべきスタイルで試合中に個々のポジション変動がよくみられると思います。

対戦相手に応じてさまざまなプランを持っているチームなので、一括りにして話をするのはちょっと難しい。

ただ、そのライプツィヒにおいてもWBは変化が少ないポジションだと筆者は感じています。

 アンヘリーニョが開幕から定位置に就いて、前半戦は4ゴール4アシストとじゅうぶんな結果も残しています(^^♪

ただし、ライプツィヒは開幕から中盤のセンターポジションでライマーとザビッツァーを怪我で欠いたためそこをヘンリヒスが補い、CBのクロスターマンが怪我でしばらく離脱した間はハルステンベルクがCBにという具合にアクシデントによる影響もあったと思います。

もしアンヘリーニョに何かあったとしても、CBならムキエレやアダムスといった選手たちもこなせるのでハルステンベルクがチョイスされたと思います。

ハルステンベルクもクロスは得意ですがやっぱり守備向きな選手なので、アンヘリーニョのほうが前に出て行った時の選択肢としては脅威でした。

昨季にいたヴェルナー(現チェルシー)やエンクンクとのコンビプレーが印象的でしたが、今季は近くでプレーする選手が変わってアンヘリーニョのボールへの絡み方も少し変わった気がします。

データがわからないけど1トップのポウルセンは少し決定力不足に悩んだこともありましたが、アンヘリーニョの配給がどれぐらいシュートに繋がったかのは気になるところです。

 

シーズン後半戦

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後半戦も変わらずアンヘリーニョが左サイドを担当しています(^^♪

ただ少し前まで怪我で離脱していたこともあって、そのときには4バックにしてハルステンベルクを左SBに置いて、左サイドハーフにハイダラやエンクンクやクライファートなどが入ったりしていました。

ヘンリヒスも昨年の秋ごろから怪我で長期離脱を強いられており、シーズン終盤戦でようやく復帰して右サイドで少しずつ出番をもらっています。

アンヘリーニョかハルステンベルクで左サイドを争うかと思われましたが、ハルステンベルクがもうすっかりCB要員にもなりつつあるところで、もはや左サイドはアンヘリーニョの独壇場になっていますね。

上図のフォーメーションだとエンクンクとダニ・オルモは左右に開いてウインガーの位置を取ることも多く、彼らがドリブルでDFを揺さぶっていければアンヘリーニョやザビッツァーが後ろから強烈な勢いで仕掛けたりミドルシュートを放ったりという圧巻の攻撃が完成します。

怪我の影響もあってか前半戦と比べるとアンヘリーニョもあまり数字としての成績は残せていないけど、1トップのセルロートというターゲットマンがいるのでもっとタイミングを合わせられたら良いコンビネーションになりそうかなと思います。

 

 

 

 

最近のライプツィヒはハイダラやグラーチなど新たに契約を延長した選手の発表が続きました(^^♪

先月末には今季でチームを去るナーゲルスマン監督に代わって来季からマーシュ監督(現ザルツブルク)が就任することも発表されました。

今季のライプツィヒブンデスリーガ優勝をかけて最近までなんとかバイエルンの背中を追っていましたが、残念ながらバイエルンの連覇を阻止することはできませんでした。

 

そして今夜、ライプツィヒはトップカテゴリーでは初のタイトルをかけてドルトムントとDFBポカールの決勝戦を戦います!

筆者は公平な立場で応援したいと思いますが、やっぱりライプツィヒの初優勝は見てみたい想いが勝っています(^^;)

ナーゲルスマン監督とウパメカノの退団が決まってるので、最後にライプツィヒにタイトルをもたらせたらカッコいいなとも思うわけです。

リーグ戦とは違った緊張感があるので楽しみです!

 

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