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コンラート・ライマー(ライプツィヒ) ★オートグラフ20/21

コンラート・ライマー

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ザルツブルクの下部組織出身のオーストリア代表センターハーフ

運動量が豊富でスピードもあり、質の高いパスで攻撃の起点となれる。攻守において精力的にボールに絡む姿勢を見せ、守備ではボール奪取にも長けている。

 

 

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ライマーは2017年の夏にザルツブルクから完全移籍(移籍金は700万€で4年契約)してきました(^^♪

ザルツブルクのユースに始まってライプツィヒというお馴染みのエスカレーター式な移籍です(^^;)

来月に開催されるEURO2020のオーストリア代表メンバーのうち22人がブンデスリーガの選手だという記事を見ましたが、本当に代表レベルの才能を持った選手はもはやみんなドイツにやってくる時代になりました。

ライマーがライプツィヒに来たのはもう4年前でしたが、そのころにはもうオーストリア人のブンデスリーガ参入の土台はできていたと思います。

ライマーと同世代のオーストリア人選手にはシュラーガー(現ヴォルフスブルク)、バウムガルトナー(現ホッフェンハイム)、カライジッチ(現シュツットガルト)といった選手がブンデスリーガで活躍しています。

ライマーの世代がこれからドイツでどれだけ活躍できるかでまた次の世代のオーストリア人選手たちにとって道しるべとなるはず。

そしてオーストリア最強クラブのひとつであるザルツブルクとの関りがライプツィヒの存在がオーストリア人選手にとっても目標になると思いますね。

 

 

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ライマーは今季のライプツィヒで4シーズン目を迎えました(^^♪

意外に思われるかもしれませんがベテラン組を除くとそこそこの年数をライプツィヒで過ごしています。

同期加入のチームメイトにはカンプルとコナテがいました。

ライプツィヒブンデスリーガに昇格したのが16-17シーズンなので、ライマーが加入したのはその次のシーズンでした。

ブンデスリーガ昇格初年度に準優勝という快進撃を見せた次のシーズン、ライプツィヒは主力のほとんどを残したまま各ポジションいバックアップを補強して次のシーズンに臨むわけですが、ライマーもそのひとりということです。

ライマーの活躍は加入時から比較的順調だったように思うし、中盤のエネルギーを維持するために重要な存在にもなれたと思います。

センタープレイヤーとしてはカンプルのほうが強度が高かったので、ライマーは最初の1、2年は攻守ともに右サイドでプレーすることが多かったです。

よく走れるし右サイドからの質の高いチャンスメイクができる選手としてかなり評価されていたと思います。

3年目からはセンターハーフボランチで出場機会を増やしましたが、個人的にはライマーはサイドでプレーするほうが走力が活かせていいなと思ってます。

でも中央にいるときにスッと速い縦パスを入れられるとことか見てるとセンターポジションも捨てがたいような…(^^;)

 

 

 

今季のライマーのポジション争いについて

現在のライプツィヒでは右サイドに本職の選手もいて他にも複数ポジションをこなす選手が多いので、ライマーがサイドで起用されるのかどうか微妙なところでした。

おそらく昨季から本来のセンターハーフでのポジションで浸透させてきてるので今後もその方向性じゃないかと予想したうえでセンターハーフボランチの選手をピックアップします。

ただし、ライマーのプレーの性質上、3バック戦術をとるライプツィヒでは右WBにも適性があるということは補足しておきます。

 

 

30歳 Slovenia カンプル(スロベニア代表)

27歳 Austria ザビッツァー(オーストリア代表)

 ※負傷離脱:2020/09/24~2020/10/18

23歳 Austria ライマー(オーストリア代表)

 ※負傷離脱:2020/08/29~2021/04/23

23歳 Mali ハイダラ(マリ代表)

22歳 United States アダムス(アメリカ代表)

 ※負傷離脱:2021/05/03~

20歳 Hungary ソボスライ(ハンガリー代表)

 ※負傷離脱:2020/12/22~

合計 5名⇒6名

 

 

ソボスライがシーズン途中からの加入だったので、シーズンがスタートした8月より1人増えています。

おそらくほぼ全員がキャリアの中であらゆるポジションを経験しており、よりサイドの攻撃的なポジションができたり、CBができる選手もいて一人一人を説明するのはちと面倒です(^^;)

ざっくり言ってしまうと、カンプルとザビッツァーがほぼセントラルMFとして固定されるので、そのほかの選手がサイドで起用される傾向があることです。

前回にハイダラの記事でも書きましたが、ハイダラはむしろFWの後ろでプレーすることが多いですね。

 

 

シーズン前半戦

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ライマーはプレシーズンからいきなり怪我で離脱を余儀なくされました(>_<)

右膝の骨髄浮腫ということで当初は保存療法で回復を待つというニュースがありましたが、おそらく状態が悪かったので手術が必要になったんだと思います。

ほとんど大きな骨折と同じなので、回復までには半年以上を要することになりました。

なので、前半戦はライマーはポジション争いどころではなく自分と闘っていたと言えます、

前半戦はザビッツァーとカンプルという鉄板のダブルボランチをメインに組まれていました。

ザビッツァーが開幕からの数試合を欠場したので、その穴埋めをアダムスやハイダラが担っていて、ザビッツァーのコンディションが完全に整うまでに他にも複数の選手がボランチとしてプレーする機会がありました。

やっぱりリストの中でも特にボールを供給できるのはライマーなので、ライマーがいないぶんの供給源の不足を感じる時はありました(>_<)

カンプルは守備的な選手で、アダムスとハイダラは後ろからゲームを作るタイプではなく、ライプツィヒの攻撃はサイドからのアクションと2列目の選手のクオリティに偏っていたと思います。

それでもライプツィヒは常に2位~4位を維持していて強さはあったんですけど、ボランチにキミッヒやゴレツカといった選手を揃えるバイエルンとの差はこの点でもあったのかなと思いますね(^^;)

 

 

シーズン後半戦

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後半戦もザビッツァー&カンプルのダブルボランチの構図は基本的に変わりませんでした。

完全に調子を取り戻したザビッツァーが持ち前の推進力とシュート力でゴールに迫る回数も増えたので、ザビッツァー自身の得点やアシストが増えたのも数字に表れています(^^♪

逆にカンプルがこれまでのようにボールを奪いきることができなかったりと少し調子を落とし気味ではありましたね。

カンプルはアンカーらしきポジショニングをとってCBとのパス交換やサイドに流れたりと重要な役割を担っていたと思うんですが、全盛期と比べるとおとなしくなった印象もあるし消極的に見えることも…。

なのでボランチはキャプテンのザビッツァーが完全に固定され、そのパートナーとしてハイダラを中心にアダムスなど、カンプル以外の選手が対戦相手によって変わっていたように感じます。

ライプツィヒは優秀なCBのビルドアップも魅力的で全体的に流動性とスピードのある攻撃が強みですが、ボランチからのチャンスメイクが今季は少し弱かった気がしました。

ライマーの離脱でその役割をパーフェクトにこなせる選手がいなかったのが、繰り返しになるけどもバイエルンにあと少し届かなかった理由のひとつでもあると思っています。

ハイダラはたしかにボールを持てば技術もあるけどそのわりに対人で相手をかわす力が足りなかったし、アダムスは右サイド起用が多かったけどはっきり言って守備に特化した選手を目指したほうがいい。

ソボスライも年末からの怪我でついにシーズン最後まで間に合わずにデビュー戦は来季に持ち越しになりました。

結局のところ、ザビッツァー&カンプルのダブルボランチを補える選手をナーゲルスマン監督は試行錯誤しながらも見つけられずに終わってしまったということですね(^^;)

それでもブンデスリーガカップ戦の両方で準優勝してますから、ライプツィヒの強さは間違いなくヨーロッパのトップクラスです。

ただボランチにしろストライカーにしろ、今季のライプツィヒは少し「残念感」が漂うシーズンになってしまったなと思いますね。

 

 

 

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ヨーロッパの主要リーグの今季の全日程が終了し、あとは各地でプレーオフが行われているころです(^^♪

さっそく移籍情報や契約満了の情報も次々と流れてきてマーケットがにぎわい始めています。

ライプツィヒはと言えばシーズン途中にウパメカノが来季からバイエルンに移籍することが発表されて話題になりました。

ライプツィヒにとっては痛手でしたが、すでにウパメカノの穴を埋めるために次なる若き才能との契約を済ませています。

今のところは最終ラインとFWを補強していますが、中盤はどうなるのか気になりますね。

 

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