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ダニー・ダ・コスタ(フランクフルト) ★オートグラフ19/20

ダニー・ダ・コスタ

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アンゴラ人の父とコンゴ人の母のもと、ドイツで生まれ育ったレヴァークーゼンの下部組織出身のアフリカ系ドイツ人サイドバックorサイドアタッカー

スピードを活かした縦への突破力と質の高いクロスが最大の武器で、身体能力の基本スペックも高いためインサイドでの体を張ったプレーにも定評がある。守備でも持ち前の運動量とアグレッシブさで対応する。

 

 

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ダ・コスタは2017年の夏にレヴァークーゼンから完全移籍(移籍金は100万€で4年契約)してきました(^^♪

情けない話ですが、筆者はブンデスリーガファンでありながら、ダ・コスタはずっとインゴルシュタットの選手だと思っていて、レヴァークーゼン出身だなんて今季になって初めて知りました(>_<)

インゴルシュタットブンデスリーガに昇格したときが特に印象に残っています。

もともとサイドバックの選手でアシストに徹するイメージだったのが、今はゴールも狙える攻撃的な選手として成熟しています。

今が全盛期と言える26歳のダ・コスタですが、今後数年のブンデスリーガでずっと見ていたいなと思う選手のひとりです。

 

 

 

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ダ・コスタは今季のフランクフルトで3シーズン目を迎えています。

インゴルシュタットでの活躍が認められてレヴァークーゼンが再びダ・コスタを獲得しましたが、右サイドバックにはヘンリクス(現モナコ)、右サイドハーフにはベララビやチャルハノール(現ミラン)といったレベルの高い選手が揃っていたため、ダ・コスタはポジションを勝ち取ることができませんでした(>_<)

そしてフランクフルトにやってきたわけですが、移籍初年度はいきなり怪我で長期離脱を強いられ、シーズン前半戦は試合に出られず思い切り出遅れてしまいました。

ダ・コスタと同時期に加入した選手のなかには鎌田大地やゲルソン・フェルナンデスといった今のチームメイトたちもいれば、ヨヴィッチ(現レアル・マドリード)やレビッチ(現ミラン)やハラー(現ウェストハム・ユナイテッド)といったここからのフランクフルトの躍進に大きく貢献した選手たちがいました。

その年のフランクフルトはダ・コスタ以外に右サイドに大きな補強はなかったので、ダ・コスタの離脱中はチャンドラーが右サイドバックを務めていました。

そしてダ・コスタは負傷明けの後半戦から順調にアピールを重ねていくと、2年目にはトゥーレも加入して層が厚くなったにも関わらず公式戦全試合出場を果たし、フランクフルトの不動のサイドバックの座を勝ち取りました。

3年目の今季はダ・コスタへの信頼が厚いのか、バックアップにチャンドラーとトゥーレがいればじゅうぶんという見立てなのか、右サイドの補強はまったくしてないのでこれからまだしばらくダ・コスタがフランクフルトの右サイドの中心になっていくと思います。

 

 

 

今季のダ・コスタのポジション争いについて

ヒュッター監督はフランクフルトの監督就任後からずっと3バックで3-5-2や3-4-2-1を採用していましたが、去年の終わりごろから4バックに方針を変えてきました。

3バックの時のダ・コスタは右ウイングバックという役割でしたが、4バックだとサイドバックサイドハーフで選択肢があります。

どちらにしてもダ・コスタがサイドプレイヤー一択であることに変わりはないので、右サイドができる選手をピックアップします。

 

 

29歳 United States チャンドラー(アメリカ代表)

27歳 Germany ドゥルム(ドイツ代表)

26歳 Germany ダ・コスタ

23歳 France トゥーレ

 負傷離脱:2019/10/19~2019/11/18

合計 4名

 

 

ドルトムントでのイメージが強くて左サイドバックという印象のドゥルムですが、右利きでもともと攻守問わず両サイドでプレーできます。

トゥーレについてはあくまで筆者の見解としては適性があるというほどの評価ではないけど、フランクフルトに来てからセンターバックで役割を得てきた選手です。

 

シーズン前半戦

まずは昨季に引き続いて3-5-2でスタートし、右ウイングバックに安定のダ・コスタが選ばれました(^^♪

このチームはサイド攻撃と言えば左サイドのコスティッチが非常に高いアシスト能力を誇っていて、試合を通しても実際に左サイドを使うことが割合としては多いです。

けれどコスティッチにボールが集まればそれだけ相手の注意もそちらに向くので、逆サイドのダ・コスタがけっこう大きなスペースでプレーすることも多くなります。

スペースがなくてもフィジカルの強いダ・コスタはボールをキープできるし球際でも強くいけるので、前半戦まれに起用されたチャンドラーやドゥルムと比較しても明らかに良いパフォーマンスでした。

トゥーレはやっぱり本職のサイドではなく相変わらずセンターバックでの起用でしたが安定感は欠いたかもしれません。

チャンドラーは経験豊富で試合の流れを見て動ける選手ですが、ドゥルムは正直言って振り返ると印象に残った試合がなくて残念でした。

 

シーズン後半戦

後半戦は4バックに変更したことで、右サイドの選手もこれまでウイングバック1枠だったのが、サイドハーフサイドバックで2枠に増えて出場機会が増えました。

センターバックとしてコンバートされていたトゥーレにも右サイドバックとして本来のポジションで役割を得ることができています。

年明けからチャンドラーがセットプレーの流れから得点したりですこぶる調子がいい時期もあってか、ダ・コスタがベンチになる機会もありました。

ここでのポジション争いで重要なのは、フランクフルトのFW陣の特徴をいかに生かせるかがポイントです。

左サイドのコスティッチのアシスト数が物語るように、アンドレ・シウヴァやパシエンシア、それに中盤の鎌田やソウにしても、彼らは例えばバイエルンレヴァンドフスキドルトムントのホーランのように、イレギュラーなボールを正確にシュートに持ち込んだりシュートレンジの広いタイプのアタッカーではありません。

やっぱり周囲との連携が大事で、コスティッチのようにしっかり正確にボールをあててくれる選手がいてこそFW陣の良さが引き出せます。

ピッチの幅を使った攻撃をするためには、起点は左サイドのコスティッチだけでなく、右サイドからも同じようなクオリティがないといけません。

なので、サイドハーフにはダ・コスタかチャンドラーを、サイドバックにはトゥーレかドゥルムが現実的な配置になると思います。

トゥーレはセンターバックをやってきて守備に磨きがかかってると思うし、ドゥルムもやっぱり後ろからサポートするほうが合っています。

中盤はダ・コスタの運動量とドリブルが活きると思うし、チャンドラーはクロスはうまいしセットプレーで意外性を発揮できます。

ダ・コスタもチャンドラーももっとゴールラインぎりぎり深くまでボールを運んでいけるともっと相手DFを揺さぶられていいと思うんですけど、そこがまだ少し足りない部分だと思っています。

そしたらダ・コスタとチャンドラーはグラウンダーのクロスでいいのでしっかり折り返してあげたら合わせてくれる選手がちゃんといるし、失敗してもコーナーキックも獲得できます。

ダ・コスタに今更サイドバックをやらせることは考えにくいけど、そこはトゥーレたちの出来次第になると思います。

 

 

 

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残念ながらちょうど昨日、フランクフルトの選手が新型コロナウイルスに感染したことが報告されました。

該当選手の公表はされていませんが、チームは日々行動をともにすることも多いので、チーム内でのさらなる感染拡大が心配です(>_<)

日本のJリーグの選手たちは感染者をまだ出していないのでトレーニングが行われていますが、こうして感染者が出るとチームの活動を一定期間完全に停止しないといけません。

それは体を資本とするスポーツ選手にとってはどうフィジカルをキープするのが悩むところだと思います。

イタリアを中心にまだまだウイルスの終わりが見えてこない状況ですが、選手たちにはまずは健康第一で療養・回復に努めていただきたいなと思っています。

 

 

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