ブンデスリーガ専門のサッカー馬鹿ブログ

サッカー全般で試合やオートグラフ 超がつくブンデスリーガのファン

ルーカス・ルップ(ホッフェンハイム) ★オートグラフ19/20

ルーカス・ルップ

f:id:reon07:20191130094344j:plain

 

返信日:2019/11/05

 

 

 

元プロのハンドボール選手の父を持ち、カールスルーエの下部組織出身の攻撃的MF(主にセンターハーフ)。

視野が広くて高いキック精度で攻撃に変化を与えられるほか、守備においても素早く反応してリスクマネジメントもできる。

 

 

www.youtube.com

 

 

ルップは2016年に当時2部に降格したシュツットガルトから移籍(移籍金600万€で4年契約)してきました(^^♪

ルップはこれまでカールスルーエからメンヘングラートバッハ、パーダーボルン、シュツットガルトとドイツで複数のチームを渡り歩いてきました。

たぶん才能とかクオリティでは代表クラスになれるかどうかっていうラインの選手だと思っていますが、なんにしても怪我しない年がないってぐらい怪我が多いです(>_<)

特にここ何年かは定期的に怪我でメンバーを外れているし、昨季は前十字靭帯断裂の大怪我でほぼシーズンまるごとフェードアウトしていましたね。

怪我さえなければコンスタントに活躍して、昨季までチームメイトだったドイツ代表のデミルバイ(現レヴァークーゼン)にも匹敵するぐらいのレベルに達していたかもしれません。

もう30歳手前になってしまったけど、一度でいいからルップが怪我しないでフルシーズンを見てみたいなと思います。

 

 

 

kicker.town

 

3年前にホッフェンハイムに移籍してきたルップは今季で4シーズン目を迎えています。

移籍の理由は単純にシュツットガルトが降格したからで、ルップはトップリーグでのプレーにはこだわってきました。

この当時降格したシュツットガルトにはたぶん海外サッカーに詳しいファンは「え?そのメンバーで降格したの!?」と思っちゃう顔触れが名を連ねていましたね(^^;)

代表的なところで今もブンデスリーガ屈指のアタッカーでドイツ代表のティモ・ヴェルナー(現ライプツィヒ)、長くブンデスリーガでプレーするボスニア・ヘルツェゴビナ代表ストライカーのイビシェヴィッチ(現ヘルタ)、セルビア代表サイドアタッカーのコスティッチ(現フランクフルト)、その年の夏にローマに移籍してしまったからシュツットガルトでは試合に出てないけどドイツ代表センターバックのリュディガー(現チェルシー)も一応メンバーでした。

シュツットガルトの2部降格がなかったらこれらの選手の未来も変わっていたかもしれないです。

ちなみにのちにロシアW杯で脚光を浴びることになるフランス代表のパヴァール(現バイエルン)はルップたちと入れ替わりでシュツットガルトにやってきています。

日本代表の浅野拓磨(現パルチザン)と元日本代表の細貝萌(現ブリーラム)もこの時期にシュツットガルト入りしています(^^♪

一方のホッフェンハイムはナーゲルスマン監督が若手監督として一気に注目を集める最高のシーズンを迎えました♪

中でも印象的な選手の加入はなんといってもクロアチア代表FWのクラマリッチで、この年から現在までホッフェンハイムの攻撃の中心として不可欠な存在になりました。

中盤ではルップのほかにドイツ代表MFのデミルバイ(現レヴァークーゼン)と元ドイツ代表のサンドロ・ヴァグナー(現天津泰達)が主にブレイクするシーズンになりました。

ルップの移籍初年度は開幕から順調に出番をもらえていたものの、やっぱり怪我でシーズンの半分はほとんど試合に出られませんでした(>_<)

それでもホッフェンハイムはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権を獲得するなどメモリアルなシーズンでした(^^♪

 

 

 

今季のルップのポジション争いについて

今季も3-4-1-2がベースだと思っていましたが、試合によっても展開によっても並びを変化させているので固定のポジションがありません(^^;)

ルップはセンターハーフはやってもボランチに入ることはまずないので、5-3-2or4-3-3のインサイドハーフや3-4-2-1or3-1-4-2での2枚のトップ下として攻撃的な役割を担います。

 

 

29歳 Germany ルディ(ドイツ代表)

28歳 Croatia クラマリッチクロアチア代表)

 負傷離脱:2019/07/18~2019/10/09(膝関節損傷)

      2019/11/07~2019/11/21

28歳 Germany ルップ

28歳 Switzerland ツバー(スイス代表)

 負傷離脱:2019/08/21~

27歳 Austria ジュリ

24歳 Austria グリリッチュ(オーストリア代表)

 負傷離脱:2019/10/05~2019/10/22(内側側副靭帯損傷)

23歳 Mali サマッセク(マリ代表)

 負傷離脱:2019/09/06~2019/10/28(大腿の筋損傷)

21歳 Germany ガイガー

20歳 Austria バウムガルトナー

合計 9名

 

 

ルディとサマッセクが今季からの新戦力です。

まずはチームにとっても大幅な得点力ダウンであり、同じポジションの選手たちにとっても序列を揺るがす出来事がクラマリッチの負傷離脱です。

クラマリッチはなにしろシーズン前と後の怪我の間のわずか3試合出ただけで3得点を記録してしまうからさすがとしか言いようがないです(^^;)

クラマリッチはFWですが、トップ下でも常にボールを集めて攻撃の中心にいる存在なので、クラマリッチの完全復活を待つ間に各選手がどれだけアピールできたかですね。

そして話を進める前に復帰のめどが立っていないツバーに関しては現時点でポジション争いから脱落しているとみてここでフェードアウトさせます。

 

トップ下ができる選手はサマッセク以外の8人で、トップ下とは言ってもポジショニングによってサイドに開けばウイングになるし、よりゴールに近い位置をとればシャドーストライカーとしての役割にもなります。

それを体現しているのがまさにクラマリッチで、負傷明けから着実に調子を上げてきている印象なのでやっぱりここでもファーストチョイスになると思われます。

もう一人のトップ下にはクラマリッチと違うタイプのチャンスメーカーやポストプレイヤーが理想的で、ルップやグリリッチュやガイガーが主に候補にあげられます。

3-4-2-1のときはボランチが2枚必要になるので、トップ下の中で候補から自然と外れるのがルディとグリリッチュではないでしょうか。

この2人は長短のパスを自在に操り、攻撃の起点になれる以外にも守備でもルーズボールに対して良い対応を見せたりしています。

ただ、ボランチではガイガーの成長が著しくて、冷静なボールさばきやプレッシャーの中でもボールをキープする力もあるので、トップコンディションなら頼もしい選手です(^^♪

ガイガーとグリリッチュのどちらを前に置くかで攻撃のクオリティは少し変わりますが、おそらくその2人のちょうど間にいるのがルップだと考えています。

グリリッチュとルップの特徴はけっこう似ているので、トップ下の定位置争いはこの2人がメインで、オプションとしてガイガーやバウムガルトナーもあるという状況だと思います。

ジュリに関してはベンチ入りしていても出ていなくて、残念ながら今のところ負傷者続出の時のピンチヒッターとなりそうです。

 

4-3-3では、両ウイングにクラマリッチやベブを配置して中盤は逆三角形になります。

アンカーとしてガイガーとグリリッチュとサマッセクが争うことになるため、インサイドハーフとしてプレーできるルップとルディを含めて実質的には5人のポジション争いになります。

この場合は中盤に大きなスペースが与えられるため、運動量もポジショニングも重要になるし、守備を徹底しつつトップ下がいないので攻撃面のサポートも求められます。

今のところほとんど採用していないフォーメーションですが、シュロイダー監督がトウェンテを指揮していた時によく使っていたそうなので選択肢としてありえると思っています。

この場合はアンカーの守備の役割が大事になるため、本職のサマッセクかガイガーに任せたいところです。

なので2枚のインサイドハーフをルップとルディとグリリッチュが争うことになります。

一人はルディでほぼ確定すると思うので、やっぱりルップはここでもグリリッチュがライバルになると思います(^^;)

試合を見ている限りグリリッチュはそこまで守備力は高くないので、それならルップが少しだけ有利なんじゃないかと思います。

もしサマッセクがアンカーに定着してしまったら、その時はルディとガイガーで間違いなく固まってしまうのでそうなったらルップは完全にベンチに追いやられそうですが…(>_<)

 

 

 

Instagram

www.instagram.com

 

 

 

www.kicker.de

 

前節のホッフェンハイムはクラマリッチの2試合連続となるゴールが生まれたものの、リードを守れずにデュッセルドルフと引き分けました。

積極的なアクションを起こせず、試合の主導権を握れなかったチームに対してクラマリッチも不満を述べています。

ナーゲルスマン監督もいなくなり、突出した力のある選手がどんどん引き抜かれていったホッフェンハイムがまとまるには少し時間がかかると思います。

相手に関係なく集中力をきらさず、懸命に走って食らいついていかなければ勝ち切れない…ということでしょう。

まさに次節のライプツィヒ戦はそこが問われる重要な一戦になるはずです。

 

スポンサードリンク

 

スポンサードリンク